この物語は、うさぎ好きの私には
きつーい描写が多々あるけど、
読んで良かったと思えます。

とても考えさせられる話でした。




ある日、主人公「ぼく」の学校で
うさぎが惨殺されるという悲惨な
事件が起きる。

幼なじみの「ふみちゃん」はその
ショックで口がきけなくなる。

不思議な力を持つぼくだけが出来る
ことがある。

犯人に力を使うこと。
チャンスは一度きり。

どのように使うか僕が思い悩む様子が
描かれています。

犯人は何に執着して、何を罰と感じる
のか??
復讐は自己満でしかないのか??

最後にぼくがとった行動は予想を
大きく裏切られ、ぼくの覚悟の
強さに驚かされます。


この話には辻村深月さんの前作
【子供たちは夜と遊ぶ】に出てくる
秋山先生が出てきます。
前作では明かされなかった秋山先生の
真実が分かるので読む順番は必ず
前作を読んでから!

2倍以上は楽しんで読めます!

秋山先生の話し方がすごく好きだったから
今回も会えて嬉しかったな。
考え方も興味をひかれる人物です。

動物好きにはキツイ事件で犯人に
かなりの怒りを覚えますが、
オススメの作品です!