「メッセージがあると思うんだ」

 

なにかメッセージをわたしから
読み取ったのでしょう
今思ったことそのまま聞きたいです

 

「メッセージ、なんだと思ったんですか」

 

うそだってきづいたんでしょうか

「ほんとに?」って訊いてくれた時
「ごめんなさい嘘でした」が
出てこなかった。言えなかった。

 

更に嘘をついたわたしです
そしたらキミは怒るように言って
決められたセリフのように冷たい言葉が
わたしを取り囲んでゆく

 

喉の奥がギュッとなって苦しいよ
「時間が来ちゃいましたね」
わたしはまだ苦しいまんまだよ
「また次回さようなら」

 

またわたしは置いて行かれたの
おいていかないでどうかふりむいて


キミをさがしてる
キミをさがしてる

 

下唇が痛いよ苦しい
でもキミは知らないね

 

このわたしを見てくれてたらいいのに
背中を見てくれてたらいいのに

 

何時に帰るんだろう もしかして
一緒の電車にのったりしてるのだろうか
わたしと話したあとは何を思うの
わたしがいなくなったあとは何を書くの

 

嘘で塗り固めた毎日を
繰り返す今に 生きる希望を下さい

 

抜けたい思いもあるんです
分かっているんですそんなことは

嘘つきでも信じてくれる人なんて
いっこないのは十分承知の上

 

キミのプライベートの時間に
わたしがいたらいいのにって思うんです
帰り道キミがわたしをみつけて
くれたらなって思うんです

 

よくばりなうそつきです