
ハービー山口の写真展「HEROES」に来ました。
福井県鯖江市まなべの館。
上っ面だけのかっこよさではなく、撮らせていただく人と誠実に向き合い、ごまかさずにシャッターを切りたい。と思った。
震災後の東北の人々を写した写真も多くあった。その説明文、うろおぼえですが、このような内容でした。
「震災後の東北に行った写真家の誰もが直面する戸惑い。ここの人たちの苦労を自分の写真のために利用しようとしているのではないか、という葛藤。
瓦礫を片付けている漁師さんたちを横目に静かに立ち去ろうとする自分に、写真の神様が語りかけてきた。『おまえはこれまで人間を撮ってきた写真家だろう。今、復興に命をかけている人々を撮らなくて何を撮ろうというのか!』気づくとこう言っていた。『東京から写真を撮りに参りました。皆さんの復興にかけるそのお姿、一枚シャッターを切らせてください。そのお気持ちを世界にに届けます』すると、一人として撮らないでくれという方はいなかった」
小学生時代、福山雅治の写真集で出会ったハービー山口さん。その福山さんの写真も展示されていて感慨深かった。福山さんの背景に映りこんだ自分、半泣きのなかなかいい表情をしていた。
