私がUターンし、さてどうやって音楽を続けていこうかと途方に暮れていた時、再会したのだった。
彼は大阪でプロとして音楽活動をしていて、その時は家業を継ぐためふるさとへ帰ってきていました。
自宅スタジオにリハでお邪魔したこともあり、海の見えるその場所は居心地が良すぎて感動したものです。
彼が企画した大阪でのライブイベントに誘ってもらったこともあった。その時に、熱い思いに行動力が伴っている人だなと思った。ふるさとにこんなミュージシャンがいて心強かった。
それから数年。
私の未熟な音楽も、冷や汗かきながら喋らせてもらっているラジオ番組のことも、ずーーーっと、あたたかく応援してくれている。
思いを伝えること、形にすること、そのための努力も勉強もずっと欠かさない。仕事も音楽も妥協しないで常に前に進む姿にどれだけ励まされたことか。もちろん今も。私が走り続けるエネルギー源、無意識に彼に恥ずかしくないように、という思いもかなり占めている。
そして、ふるさとで彼らと同じステージに立つことは、ささやかな、でも大きな夢だった。先日のライブでそれが叶ったことに気づいたのは、ライブが終わってからだった。自分のことでいっぱいいっぱいだった自分、情けない。
でも気づいていたとしてもMCでは伝えきれなかっただろう…と、いうことにして。ここに書きます。
そしてまたゆっくり話したい。でも彼はこうしている間も前を見て走っているだろうから、ゆっくり話すのはもっと先かな。
私もまた走りだすんだ。
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名里くんがオーナーをつとめるパンショップ「むぎわら帽子」
サックサク!サックサク!!の「若狭ラスク」
経験しないと後悔しますよお姉さん