実家の裏山の反対側の
奥の奥の一番奥まで自転車を漕いだ。
今までは無かったものがそこに現れた。
谷にかかる白い高速道路の橋。
来月開通に向けて工事中。
柵が開いていたので、林の砂利道をそのまま進むと
木々の間から建設現場が見えた。
途中の集落はひっそりとしていたのに、
急に音が飛び込んでくる。
走るトラック、作業するひとたち。
着工と竣工が大きなニュースになるけれど、
地道で危険作業があってこそのプロジェクト。便利な道路は現場の人たちの手仕事の結晶だ。
ごくろうさまです。
ずっと見学していたかったけれど
見つかると怒られそうなので引き返す。
来月開通する区間だけでも
一体何人の人が関わったのかな。
想像するとなんだかすごい。



