「神々の門」が開く、山羊座の満月。
7月20日午前7時57分。16日前に蟹座で太陽とコンジャンクションした月は山羊座で正面から太陽の光を受け止める満月になりました。ただ、満月になった4時間後の12時10分には隣の水瓶座へと移動してしまうので…満月になる5時間ほど前、西の空でゆっくりと下降していくところでシャッターを押してみました。その瞬間の星空の様子。月をめがけてダイブするように山羊座が追いかけています。夏至の真裏、冬至の日から始まる山羊座。紀元前には冬至点がこの星座の中に含まれていたので一番長い夜をもたらす太陽が帰っていく「太陽の南門」と呼ばれていたとか。そして山羊座の星々をつないで現れる「逆三角形」は、古代ギリシャの哲学者プラトンの弟子たちによって「神々の門」と名付けられました。人が死んだ後、地上のあらゆる束縛から解放された霊魂がこの山羊座の逆三角形「神々の門」を通って天上世界へと昇っていくのだ…と考えられていたからなのだそうです。さて、そんな山羊座ですが、姿形はかなりユニーク。上半身は山羊のままで下半身だけ魚。元々おっさん顔に山羊の角、腰から下も山羊…という半神半獣の「パン」がこの星座の主人公。見た目がイケテなくても根っから陽気で楽しいことが大好きなこの神様が、ある日川のほとりでみんなと賑々しく笛を吹き、踊り飲み会を楽しんでいたところに突如巨大な怪物が!魚に変身して逃げようと、水に飛び込んでみたら…慌てすぎて下半身しか魚にならなかったという、奇妙な状態に。ゼウスほか神様たちは、このパンのすっとんきょうな姿に大爆笑!大喜び!星座にして残しちゃおうぜ〜!ということで、空に刻まれた「下半身のみ魚という山羊の姿」は神様たちのインスタグラムだったのです(笑占星術の12サインで「山羊座」といえば堅実・権力・現実・ルールなどなど堅苦しいイメージが先行しがちですが実はこの元になった神様「パン」のように「他人を貶めることをせずに周りを楽しませるユーモア」という要素が含まれています。心理占星術で「山羊サインの月」といえば「リーダーシップをとる。 進歩を管理してものごとを実現したい欲求」を表していますが、本当は「神々の門」の向こう側にある天上世界のような「楽しい現実社会をみんなと作りたい」という思いがベースになっている…そんなことを思い出させてくれる山羊座の満月です。