~イタリア旅行7日目 in ミラノ(7/29)

ミラノ大聖堂(
Duomo di Milano)

最初目にした印象は…おー大きい~。


それもそのはず、このドゥオーモ、体積は世界第2位の大きさ。
面積では
バチカン市国のサン・ピエトロ寺院、ロンドンのセント・ポール大聖堂、
スペインのセヴィーリアの大聖堂に次いで世界4番目の広さなんだそうです。

ちなみに、体積の1位は、フランスのボーヴェ大聖堂なんだって~。

では、どのくらい大きいかというと…
高さ108.5m、幅が93m、奥行き157mなんだそうですが…
数字で言われてもピンときませんがとても大きいです。


ドゥオーモの立つこの場所には古い2つの聖堂があり、その鐘楼が崩壊したことにより、
1386年に大司教アントーニオ・ダ・サルッツォと
ミラノを統治していたジャン・ガレアッツォ・ヴィスコンティが
礎石となる最初の石を置き、
大聖堂の建設が始まりました。

その後、多くの設計・建築家や技師たちの手で変更や建て増し、
装飾が加えられ続け、宗教革命や戦争による中断もあり、
なかなか完成することがなく、
ようやく完成したのは、
なんと建設が始まってから実に500年後の1813年(1887年説も)
その後もアーチや尖塔の建築は続き、ステンドグラスの嵌めな直しなど、
聖堂の細部までが完成したのは、1965年とか。
1965年って…つい最近じゃん。
それにしても…500年って…凄い。
スペインのサクラダ・ファミリアが、着工から130年以上経った現在も
未だに建築中であることで有名だけど…
建築期間500年とは


このドゥオーモ、古くから「気まぐれな菓子職人が作ったデコレーションケーキ」
と例えられているようですが、
なるほど、そういわれると繊細な装飾が至るところに施された、
白い巨大な建物はデコレーションケーキみたい。
さしずめ天を突きさすように
そびえたつ尖塔はケーキのローソクってことかしらね~。
尖塔の数は135本。
その一本一本に聖人の彫像が立っています。
そして外壁には、約2300の彫像、内側を合わせると3400にもなるとか。


ドゥオーモの正面には5つのブロンズ製の扉があります。
一番左の扉から「ミラノ勅令」、「聖アンブロージの生涯」、
そして正面最も大きな扉は「聖母マリアの生涯」、
「ミラノの中世の歴史」、「ドォーモの歴史」です。

中央の大きな扉に描かれているのが、「聖母マリアの生涯」
20世紀初頭にイタリアの彫刻家 ルドヴィーコ ・ ポリアーギ 
(Lodovico Pogliaghi)
によって制作されたものです。 
聖母マリアの苦しみと喜び描いた絢爛豪華なゴシック様式のパネルが
年代順に並べられています。






中央左側が 「イエスの磔刑 (ピエタ)」 右側が 「イエスの誕生」 を表現しています。


扉上のレリーフは「イヴの創造」



もっとゆっくりと壁面を観察したいところですが…
ツアーなので迷子にならないように、みなさんについて行かないと…

しかもお天気が急に悪くなっちゃって…

入口で簡単なセキュリティーチェックを受けてドゥオーモの中へ入ります。

そうそう、神聖な場所なので、タンクトップや半ズボン、露出の多い服装は厳禁。

ドゥオーモの中へ入ってまず目に入ったものは…
ちょっと変わった形のガラス張りのお土産屋さん。(笑)
外ではなくてド
ゥオーモ内っていうのがちょっと…なかなか商売上手。(笑)



見どころの一つであるステンドグラス。
とっても綺麗なんですが、お天気が悪くて…美しさ半減。
その上カメラの腕前が良くないので、写した写真はピンボケばかり。



内陣と祭壇



ジャン・ジャコモ・メディチの記念碑(Duomo di Milano, Gian Giacomo Medici memorial)
ミケランジェロの影響を受けたレオーニレオーネ(Leone Leoni)の作品



7世紀の司教「聖ジョバンニ・ボーノ(Giovanni il Buono (santo)」を祀った墓廟。







ステンドグラスも素敵ですが…
彫刻なども素敵でした~。




林立する巨大な柱は52本あるそうです。



聖書を題材にしたステンドグラス





もっとゆっくり見たい気持ちはありますが…
そろそろ移動せねば…
こういう所がツアーの悲しいところ…