~ イタリア旅行6日目 in ヴェネツィア(7/28)

ヴェネツィアは、中世にはヴェネツィア共和国の首都として栄えた都市で、
「アドリア海の女王」「水の都」「アドリア海の真珠」などと呼ばれていますが…

もとは、ヴェネツィア湾のラグーナ(潟)埋め立てて作られた人工の海上都市だそうです。


現在の日本のお台場や中部国際空港の埋め立てとは違い、
ただ、丸太を大量に隙間なく打ち込んだ埋め立て地。
多分、相当な丸太の量だったと思います。
そのため「ヴェネツィアを逆さにすると森ができる」なんて言われているそうです。

そうやってできたヴェネツィアは、上からみるとお魚の形をしていて、
本島全体が小さな島(177つあるそうです)でできて、
その真ん中を全長3Kmにおよぶ逆Sの字
形のカナル・グランデ(Canal Grande/大運河)が
市街を2つにわけながら湾曲して流れています。

ということで…
177つの島々をつなぐのは水路。
なので、150を超える水路が網の目のように張り巡らされています。

ヴェネツィアには道路はありません。
あるのは、小路、路地っていうような人がとおるだけの道だけ。
道路の代わりが水路ってことなんでしょうね~。
実際、ベネツィアでは自動車は走っていませんし~
なんと自転車もダメなんですって~


島内の移動手段は徒歩と船のみ。
船は観光用の船も含めて、4種類だそうで…
ヴァポレット、ゴンドラ、トラゲット、水上タクシー。
ゴンドラは観光用だけですが、そのほかは日常的に使われているそうです。
私たちが、車を利用するようにヴェネツィアでは船なんですね~。
従って…警察のパトカーも、消防車も救急車、ごみ収集車もみーんな船(笑)
棺を乗せるのも霊柩車ならぬ霊柩船なんだそうです。


自動車やバイク、自転車なんてものが一切がなくて、
水路と小路、水路を渡るための橋。
これがヴェネツィアの素敵な風景を作っているのだと思います。
ちなみに橋の数は400だそうです。



ここは、確か~ガラス工房のあった場所からみた風景。



サン・マルコ広場からリアルト橋へ向かう途中で見た風景



これも同じく、サン・マルコ広場からリアルト橋へ向かう途中で見た風景



ここは、ガラス工房付近の風景ですが、奥に小さく見えるのがため息橋。



ため息橋(Ponte dei Sospiri)
16世紀に架けられたヴェネツィアの橋の1つ。
この橋は白の大理石で造られいて、石でできた格子のついた窓があります。
ドゥカーレ宮殿(写真右側)の尋問室と古い牢獄(写真左側)を結んでいます。​

​「ため息橋」という名前は、ドゥカーレ宮殿と牢獄とを結ぶこの橋が、
囚人たちが投獄される前、最後に見るベネチアの美しい景色を見てため息を もらした、
というところから、19世紀にジョージ・バイロンが名づけたもの。​


現在は、ため息橋の下でキスをすると永遠の愛で結ばれるという言い伝えのあるため、
カップルに人気スポットのようです。



ヴェネツィアにも斜塔がありました~。
サン・ジョルジョ・グレーチ教会(San Giorgio dei Greci)
の鐘楼。

ヴェネツィアって先に書いたように埋め立て地で地盤が弱いため、
こういった傾いた塔は珍しくないようです。

ちょっと話がそれますが…
東方見聞録で有名なマルコ・ポーロさん、
ヴェネツィアの人だったんですね~。
知らなかった~。 勉強不足ですね~。
まさしく彼は、ベニスの商人だったんだ~
この、ヴェネツィアに彼の生家もあるようです。
また、来る機会があれば、探してみようかな~