~イタリア旅行5日目 in フィレンツェ(7/27)

ピサの斜塔(
 Torre di Pisa)
ここへ来るまでは、ずっと斜塔だけがあると思っていた~。(笑)
まさか、ピサの大聖堂の鐘楼とは夢にも思わなかった~。
鐘楼っていうと、普通は角塔っていうイメージで…
こんな円筒形の鐘楼があるなんてね~。

よく、いろいろなポーズで斜塔を支えてる写真を見かけますが…
本当にあちらこちらでいろんなポーズをとっていました~


多分韓国人だと思うけど~、ちょっとイケメンのお兄さんに写真頼まれて、
好美ちゃんが、言葉が通じないながらも頑張って撮ってあげてました(笑)


この斜塔、
大聖堂の鐘楼として、1173年に着工。
設計者は、ヴァザーリの資料によると、
ボナンノ・ピサーノとされていますが、
どうやら違うみたいではっきりしません。
地盤沈下のため、塔が傾きだして3階部分の建築中に一時中断。
その後、1270年に、ジョヴァンニ・ディ・シモーネ(Giovanni di Simone)
ジョヴァンニ・ピサーノ(Giovanni pisano)らの指導のもと建築を再開。
更なる傾きを防ぐため、傾いているのとは反対側に反る形でさらに3つの階を追加しました。
う~ん、要するにバナナのような形になったわけね。

1284年にメロイア海戦で敗北したため、再び中断。
1319年に再び再開され、7階8階が完成
1350年~1372年、アンドレア・ピサーノに息子、トンマーゾ・ピサーノ(Tommaso Pisano)が鐘楼部分を作り完成。
着工から約200年かかっての完成。

塔の大きさは、
外周の直径は17mにおよび、高さは北側で54.8m、
南側で 55.65m、南へ向かって4m50(5度30分)傾いているそうです。
塔の南側の地盤沈下は2.4mにおよぶそうです。
塔は本来100m以上の高さを予定されていたようですが、
約半分の高さでの完成を余儀なくされたといわれているそうです。


一番下の部分は開口部のないアーチ(ブラインド・アーケード)が並び、
菱形模様で飾られています。
この様式はピサ独特のもので、そこから上にはドゥオーモの後陣(斜塔側)の装飾にならい、
かろやかで優美な細身の円柱による回廊が6層取り巻いています。
塔の内部は重心をできるだけ内側に落とすよう工夫がされ、
直径7.7mの空洞となっているそうです。




これが、斜塔の入口ですが…
入口からすでに斜めになっています。


確実に斜塔に上るには、日本から予約をしていった方がよいそうです。
今回、私たちは時間と体力がなくて登れませんでしたが…
297段ある螺旋階段を上ると最上階の鐘のあるところまで行けるそうです。

297段だったら、根性なしの私でも上れるかも~(笑)
でも、かなり狭い階段で、しかも、傾いているので、気分が悪くなる人がいるとか…。
でも、ただでさえ傾いているのに、毎日、たくさんの観光客が上がったら…。

一応、1日300人しか上れないみたいだけど。
よく考えてみると、ちょっと怖いね~。

鐘も倒壊の恐れがあるから特別な時じゃないと鳴らせないとか。
しかも7個ある鐘のうち1個だけ。
そんな建物だよ~

やっぱりかなり怖い~。

階段です



最上階にある鐘。




ピサの斜塔、長らく、世界中で最も傾斜している建物としてギネスブックに載っていましたが…
2009年にドイツのズールフーゼンの斜塔に席を譲りました。
が翌年2010年にはアブダビ キャピタルゲートビルがギネスに。
でも、キャピタルゲートビルは人工的に傾斜させたものだから、ちょっと違うよね~。

※サインの入っていない写真は、wikipedia ,tripadvisorからお借りしました。

ピサの斜塔( Torre di Pisa)
H.P  http://www.opapisa.it/it/la-piazza-dei-miracoli/torre-pendente/larchitettura.html



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