~イタリア旅行3日目 in ポンペイ(7/25)

ポンペイ遺跡のつづきで~す。

居酒屋(バール) 
浴場の前には、居酒屋(バール)がありました。
これはバー・カウンター。
丸い穴の開いた部分にはワイン壺が入れられて、お客さんに提供していたらしいです。
このような居酒屋(バール)が100件以上あったんだって~。


悲劇詩人の家

ここば、入口の床にある、犬のモザイクで有名です。
この写真には写っていませんが、モザイクの犬の下には
「猛犬注意」(CAVE CANEM)と書いておあります。
が、モザイクの犬はとても猛犬とは程遠い赤い首輪をした、
かわいいワンちゃんでした。
この犬のモザイクはレプリカ。
本物は、ナポリ国立博物館にあるそうです。

なぜ、悲劇詩人の家と呼ばれるのか。
この家の、客室(タブリヌム)から演劇の様子が描かれたモザイクが見つかったことから
「悲劇詩人の家」と名づけられたそうです。




パン工房

溶岩で出来た挽き臼・パンをこねる台・焼き釜戸があります。
全てが機能的にできていて,驚くほど近代的システムで,
各分担作業場が秩序立てて配置されていたそうです。
挽き臼は開いている穴に棒を差し込み、動物(ロバ)や人力(奴隷)で回して使ったんだって。







当時のパンは丸くて切れ目の入ったパンだったみたい。

炭化したパンもみつかってるんだって~。

ヴェスヴィオ山噴火当時、ポンペイには34件のパン屋さんがあったそうです。


公共の水飲み場・水汲み場(水道)
水はサルノ川から引き、道路の下に鉛製の水道管が引かれたようです。
水道は裕福な家には自宅へ、庶民にはこういった共同の水飲み場(水道)が43か所あったみたい。
共同の水飲み場(水道)の場所は、各道路の交わるところに多くあり、
どこの家からもすぐに水が汲みに行けるようになっていたそうです。
驚いたのは、すり減った縁。
人間、水を飲む時、手をついて顔を仰向けにして、水を飲みます。
その手がつく部分が、磨り減っていました。
堅い石がすり減るほど、
沢山の人々が、長い長い年月、水を飲んだってことでしょう?
ホント、凄い





お医者さんの家

この家からは、医療器具、メスやピンセット、針などが見つかったそうです。
驚く事は、それらが現代にあるものとあまり変わらないってこと。
そういえば、内視鏡の原型もポンペイ遺跡から見つかっているんだって~。






車道
車道の部分は石畳で、排水路の役割もしていたそうです
車道の両脇には少し高くなった歩道があります。
所々に車道を横切るための渡り石までありました。
写真では分かりずらいですが、車道には馬車の轍(わだち)そうですありました。
歩道の石に穴のあいたものがありましたが、それば、馬をつなぐための穴だそうです。



大きな通りの車道の石畳には、石と石の間に猫目石といわれる白い石が埋め込まれていて、
夜はお店の壁の松明の明かりでその石が光って車道であることを示していたとか。
凄いよね~。



古代ローマ人ってホント凄いわ~。
知れば知るほど驚くことばかり。
今から2000年前とは思えない。