Google やYahooなど、普段私たちが何気なく利用しているウェブサイトですが、中国では、中国政府の厳しいネット規制があるため、GoogleやYahooなどが一切利用できません。
中国国内企業が類似サービスを展開しており、最先端の独自なインターネット文化を形成しています。中国のことをよく理解している人や企業でないと「中国マーケティングは難しい」と言っても過言ではありません。
それでは、中国でどんな検索エンジンを使っているのでしょうか?
1. Baidu百度
中国では70%を超える圧倒的シェアを占め、中国国内最大規模の検索エンジンサイト。全世界の検索エンジン市場においては、Googleに次いで第2位。
百度写真、百度ニュース、百度地図、百度ビデオ、百度知識など、中国国内で提供されているサービスは現在までに35を超えます。
2. 360捜索
近年急成長してきた検索エンジン。PCでのシェアが高いですが、現状ではモバイルではあまり利用されていません。
360捜索はもともとPCに導入するウィルス対策ソフト「奇虎360」を提供して、「この検索エンジンを利用すればウィルスに感染しにくい」というブランディングを行い、シェアを拡大しています。
3. 搜狗搜索
百度とシェア獲得競争を繰り広げて、毎年少しずつ百度のシェアを削り取っています。搜狗(Sogou)はPCでのシェアが第4位4.3%、モバイルでのシェアが第3位2.87%です。この2社の戦いに、最近新興の360捜索が加わった形です。
4· 神馬
最近人気が急上昇している注目の中国向けの「モバイルファースト」検索エンジン。
中国の電子商取引大手「アリババ」と中国のモバイルブラウザ「UCWeb」が連携し、2014年からサービスを開始しました。
神马はGoogleと百度の特徴を取り入れながらも、中国における最新のインターネット事情や、中国国民の生活習慣などを考慮した上で設計された、新しいタイプの検索エンジンとして注目を集めています。
5. bing
マイクロソフト社が提供している、中国国内で利用できる数少ないアメリカ発の検索エンジン。中国国内で利用できる海外発の貴重な検索エンジンとして認識されています。
この記事の作成者:YUN先生
◆ 21世紀中国語LINE@
https://line.me/R/ti/p/%40qbj8538a
ブログに書かれていない内容もお届けしています。
ぜひ登録して、中国語学習にお役に立てください。