皆さん、中国語の能力を測る資格や試験は、どんなものがあるかご存知でしょうか?
中国語検定試験、HSK、通訳案内士試験などなど…インターネット広告で見たことがあるかもしれませんし、もしかしたら皆さんの周りはすでにこれらの資格を取得されている方がいるかもしれません。
中国語の資格試験を通じて、自分の中国語のレベルを知ることができて、中国語学習のモチベーション向上にもつながります。さらに、合格すれば、就職や転職、または留学する際に、資格としてアピールすることもできます。
現在注目されている各種中国語資格や検定試験を紹介します。
皆さんの目的に合わせて、必要な資格を取得したらいかがでしょうか?
1.HSK(漢語水平考試)
HSKは中国政府が公認する中国語検定で、世界共通基準の資格です。中国政府公認の信頼できる資格だからこそ、HSは就職・昇進、留学、自己学習など様々なシーンで幅広い用途に活用することができます。
HSKは、世界で行われている中国語の検定試験で最も受験者が多い。
全世界で875か所以上、118の国と地域で実施され、広く認知されている中国語検定はHSKだけです。
試験の内容は中国語を用いたコミュニケーション能力の測定に特化しており、より実用的な中国語能力の測定が可能です。
年間試験回数:12回(毎月開催)
主催機関:中国国家HSK委員会 HSK日本実施委員会
2.中国語検定試験(中検)
中国語の総合運用力を測定する日本で知名度が一番高い中国語検定試験。1981年の第1回試験実施以降累計で受験者数60万人を超え、全国54箇所で受験が可能。試験は準4級・4級・3級・2級・準1級・1級の6段階に分かれて、初級レベルの学習者にとって受けやすい。
実施回数:年3回(6月・11月・3月第4日曜日実施)
主催機関:日本中国語検定協会
3.中国語コミュニケーション能力検定(TECC)
TECC=Test of Communicative Chinese、「中国語コミュニケーション能力検定」。
中国語検定やHSKのように、等級別に試験があるのではなく、統一試験を受け、出たスコアでレベルを測る、いわば中国語版TOEICのような資格です。
実際にコミュニケーションする際の中国語運用能力を正確に測定するため、出題内容も日常生活やビジネスシーンでよく使われる中国語を素材として厳選しています。
評価方法として、日本で初めて1000点満点の「スコア表示方式」を採用。きめ細かく能力を測定できるため、何度でも受験でき、学習の目標やペースメーカーとして活用できます。
年間試験回数:2回
主催機関:中国語TECC検定事務局
4.実用中国語レベル認定試験(C-TEST)
URL: http://c-test.jp/xp/
C.TEST は、HSKと同じく北京語言大学HSKセンターが問題の作成・採点、レベルの判定を行っている国際的な中国語試験。
C.TESTの試験は、①C.TEST会話試験と②C.TEST筆記試験の2種類があります。
C.TEST会話試験は、試験時間は一人あたり約10分から15分です。試験官による面接形式の会話試験で、面接官は受験者との会話に基づいて、総合的に採点を行いレベルを判定します。
C.TEST筆記試験は、学習時間1000時間以上の中国語上級者向けのADレベル試験と学習時間150時間以上の中国語中級者向けのGレベル試験の2つのレベルに分かれています。
主催機関:北京語言大学HSKセンター、C.TEST日本事務局
5.ビジネス中国語検定試験(BCT)
中国政府主催の新しい中国語検定で、中国語版TOEICを指標にしてビジネス活動における交渉能力などを評価する試験。
BCT=Business Chinese Test、「ビジネス中国語検定試験」は、全世界で行われる国際レベルの標準試験で、ビジネスに特化した中国語のコミュニケーション能力を測定するものです。試験の内容は「聞く・話す」能力を重視し、職場や仕事における実際のビジネスシーンで使える中国語の運用能力が求められて、試験は問題も回答もすべて中国語です。
BCTの試験は、①初級レベルのBCT-A、②中級・上級レベルのBCT-Bの2段階にわかれています。試験結果はBCT-AとBCT-Bともに300点満点でスコアが出、獲得したスコアでレベルを判定します。
年間試験回数:2回
主催機関:中国教育部 国家漢語国際普及指導グループ
6.中国語通訳案内士試験
URL: http://www.jnto.go.jp/jpn/interpreter_guide_exams/
中国語観光ガイドには必須の資格。現在では中国語関連の唯一の国家資格であり、非常に難関。 単に語学力が優秀というだけでなく、日本地理・歴史、更に産業・経済・政治及び文化といった分野に至る幅広い知識が求められている。
年間試験回数:年1回
主催機関:国土交通省(国際観光振興会が試験事務代行)
7.JTA公認翻訳専門職資格試験
URL: http://www.jta-net.or.jp/
社団法人日本翻訳協会が、将来翻訳者として活躍したいと願う人々を対象として、その翻訳者としての資質・能力を測る試験。旧翻訳技能認定試験を全面的に改訂し、21世紀のビジネス・コミュニケーションにふさわしい翻訳技能の確立と向上を目指して2008年12月から新たにスタートした。
主催機関:一般社団法人 日本翻訳協会
◆ 21世紀中国語LINE@
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