バニ飼い親父のラン日記 -2ページ目

バニ飼い親父のラン日記

2009年10月より走り出しました。バーニーズマウンテンドックと暮らす、レース、マラソン大好き五十路男です


第一関門でおにぎりを2個、コーラを一本飲んで5分休憩。


ここで応援隊に一緒に出場した仲間の様子を聞くと、青シャツと黒シャツは


私よりそれぞれ20分、10分そして女性は10分後方を走っている様子。


みんな順調に走っているみたいで一安心




第一関門を出発すると荒川を渡ります。40km近く走りだいぶ疲れてきましたが、


この場所は夏場は愛犬と水遊びをする場所。


そんな楽しい思い出を思い浮かべながら突き進んで行きます。





42.8km 満願の湯のAS ここまでの所要時間5時間7分。


ようやく半分たどり着きました。


いつものフルのペースより1時間遅いのですが、アップダウンの激しいコースのせいでしょうか、


かなり足に来ている感じです。


実は私は42.195km以上走ったことがありません。


これから体がどんなことになっていくのか未知との遭遇




いよいよ今回最大の難所 日野沢の峠の登場


400mの高低差を8kmかけて登っていきます。




秩父華厳の滝を通り過ぎ



みんな徒歩で黙々と山を登っています。


みんな疲れているなぁ~



応援隊が撮った写真。


みんな苦しさに俯いています




今登って来た道を振り返ると、一台のマイクロバスが登ってくるのが見えました。


ひょっとして最後尾の回収バス?と思いましたが、どうやら最後尾のバスではないようで


一安心


気の遠くなるような坂道登りを続け




約1時間歩いたでしょうか、ようやく頂上が


頂上のお茶屋さんのお姉さんから


”よく頑張りました頂上ですよ”お褒めの言葉をいただきました。



そして程なく50km地点 人生初めての50km走破。



山々がとても綺麗でした。



近くを走っていた出場者と峠到着をお祝いです。


この方とはスタートからずっと一緒でした。


エイドで出会い、コース上で抜いたり抜かれたりの繰り返し。


お互いに励まし合いながら結局ゴールまで一緒でした。


お名前もお聞ききしませんでしたが、本当にありがとうございました。


この場を借りて、御礼申し上げます




登れば下りが待っている


これから第二関門まで約10kmの下りが待っています。


下りなので、さぞかし快調に走れるのかと思っていましたが、


登りで使い切った脚には快調に走れる余力はなかったようで、


キロ6分から7分のペースでした。



阿熊集落センターのASで5分休憩、再び走り始め龍勢会館を過ぎると


目の前に黒シャツの男が・・・・


疲労困憊の様子


”後2kmで第二関門、休憩できるよ。がんばろうね”と声をかけて先に行きます。




いよいよ第二関門に到着しました 走行距離58.5km 


到着時間13時10分 制限時間を50分残しての到着です。


ここまで来れば、後は峠が一個だし、これは完走出来るな


この時点ではそう思っていたんです。これがそもそもの油断の始まり



私に遅れること8分、黒シャツの男が到着。


ちょっと精根尽き果てた感じ。


”無理するなよ”と声をかけ、先に出発します。


残念ながら彼はこの先60km地点でリタイヤしてしまいました




再出発しようとすると、目の前に



この女性が・・・・



私が20分以上このエイドで休憩したので、追いついたようです。


応援隊の話では日野沢の登りの前で、かなりバテていたようで、無事峠を


登り切れるか心配していましたが、思ったより元気そうで安心しました。


女性メンバーに”先に出るよ”と声をかけ、再出発。


3kmぐらい走ったでしょうか、ふと後ろを見ると女性メンバーが追いついて来ました。


私が出発した後、ほとんど休憩なしに走り出したそうです。








その後は二人でランデブー走行


お互いに励まし合いながら走り続けます




そいうえば青シャツの男は?





この男順調に走っています。


我々が第二関門を過ぎる頃には、AS18の小鹿野町役場に到着しています。


我々より50分先に行っていました。



65km過ぎ、二人とも腰が落ちあごが上がり苦しそう。




青シャツの男に遅れること50分



我々も小鹿野町役場(67.5km)に到着です。


愛犬の出迎えに元気を貰い


エイドのおじさんに頭から水をかけて貰い、残りの距離を走りきる元気を貰っています。




相当ラップが落ちていますね


もう100m走っては100m歩くの状態です。


でも残り16キロ強、もう一踏ん張り


時間も第二関門で50分の余裕があったので、このペースで行けば


第三関門も余裕でクリア出来ると私は思っていました。


でもこれが大きな間違いでした。


この平坦に見える部分が微妙に登っているんです。





70kmを過ぎ



72.6kmの札所32番 法性寺まで緩やかな登りが続きます。


結局この区間はほとんど歩きでした。


法性寺を折り返し手からはしばらく下り。でも半分ぐらいしか走れませんでした。


時間がどんどん過ぎていきます。




おまけに最後に第三の峠が待っています。



峠の麓に着いたのが16時ちょうど。


ここから第三関門のミューズパーク入り口までは2.2km。


この疲れ切った脚で2.2kmを40分で登り切れるのか?




黙々と登り坂を歩く一行。


ここまで来ると周りにいる人はみんな同士。


お互いに声をかけ励まし合いながら第三関門を目指します。


ここにいる同士が全員第三関門をクリア出来ることを祈りながら・・・・




愛犬も我々の到着を、今か今かと待ちわびています。





そしてついに坂を登り切りました




ついに第三関門通過

時間は16時31分、関門閉鎖時間まで残り9分の際どさ





ここまで来て関門に間に合わなかったらどうしよう?


胃がきりきり痛むまで心配してくれた応援隊。


我々の到着をこころから祝福してくれました。


心配かけて、ごめんなさい。




エイドのおばさんから


”もう何も食べられないかもしれないけど、おにぎりの中の梅干しを食べて最後の塩分補給をしなさい”と


云われ、その暖かい言葉に涙しながらおにぎりをほおばりました。



さぁ、いよいよ残り6km弱、最後の己との戦い。


残り時間は50分、果たして走りきれるか?


ここまで来てゴール出来ないのは悔しすぎる、嫌、走りきれなければ再度ウルトラに


挑戦しなければいけなくなる。この時点でウルトラはもう二度出たくないと思っていた私は、


意地でもゴールすると強く思ったのでした。




そんな気持ちとは裏腹に脚はちっとも前に進みません。


ミューズパークからゴールまでは下り坂のはずなのに、こんなペースです。


歩いてる我々を見て、公園内の人々が


”あと少しだよ、頑張って”とj声をかけてくれます。


心の中では”これでも精一杯頑張ってます”と思いつつ



でもその言葉に元気を貰い




札所32番 音楽寺を過ぎ、最後の急坂を下ります。


この頃には膝もがくがく、大腿四頭筋もボロボロ。


転ばないように気をつけるのが精一杯



秩父橋を下っていきます。


遠くに見えるのは待ち望んだゴール



残り1km 時間は17時13分 残り17分


残り1kmは下り600m、登り400m


下りはともかく登り400mを含む距離が17分で走りきれるか?




最後の登りを必死の形相で登る同士たち


そして


感動の ゴ~~~ル


ついにj完走です。


タイム11時間51分 残り9分でした。






共に戦った同士と握手を交わし、お互いの検討をたたえ合います。



こうして我々の初のウルトラマラソンの挑戦は終わりました。


全員がそろってゴール出来なかったのが少し残念ですが、


自分が12時間動き続けることが確認出来て、大満足です。


ちなみに青シャツは10時間50分でゴールです


これからのフルマラソンシーズン、今回の努力が絶対身を結んでくれる筈(違っ


たらどうしよう






来年に迫った札所午歳総開帳のプレイベントとして行われた今大会。


悲しい事に来年は行われないとの噂が流れています。


今回も1000人の参加募集で実際のエントリー者は500人強


実際に走ったのは470名位だそうです。


100kmに足りないから、第一回だから人数が集まらない、等々色々な噂が流


れています。


予定の半分しか人数が集まらなかったので、財政的には厳しかったと思います。


でもエイドの人々の応対は、とても初めてのエイドとは思えない暖かい応対。


コースのすばらしさ。とても第一回とは思えません。私が走ったフルの大会20回


でも一歩もひけを取ってるとは思いません。


色々大変に事はあるでしょうど、来年もこのレースのすばらしさをみんなに教えるために、是非是非来年も開催して欲しい



そう願って参戦記を終わりたいと思います。




主催者の方々、エイドのボランティアの方々、沿道から熱い声援を送ってくださった方々、


そして私設応援団に方々、すばらしい大会を本当にありがとうございました


いよいよ走り始めた我々


今回は地元レースだから出来る、みんなより有利なことがあります、そう私設エイド




今回出場しなかった我々のマラソン仲間が、私設エイドを行ってくれました。




おまけに車の中には愛犬が二頭




我々をコースの先々で出迎えてくれます。


このエイドで、何回折れかかった心が持ち直したか


全84kmをサポートしてくれた私設エイドの仲間に本当に感謝です。




秩父駅前の 地場産センター をスタートし、すぐ左に折れ国道299を荒川方向に進み、市立図書館の前


を左折して羊山に向かいます。




ここで最初の坂道。約200mほど登るでしょうか?


今回極力坂は歩いて体力温存と決めていたので、早速歩きます。




羊山を登って下り横瀬方面に進むと、朝日を浴びた武甲山が綺麗に見えました。



ここまではだいたい1km6分30秒~7分のペース。予定通りです。



横瀬駅を超えて、さらに進むと






セメントの工場が見えます。朝日の中のセメント工場なかなか迫力があります。



10km走り最初の札所8番西善寺に到着。


ここで給水とバナナを補給しました。





10kmまでのラップ


4kmまでと9kmまでに2カ所の坂。そこは歩いているので


ほぼ予定通りです。




ここは15km地点 札所4番金昌寺 大きなわらじが有名です。


ここも順調に通過


いよいよ最初の峠、札所二番に向かっての上り坂が始まります。



緩やかな山道を2kmぐらい登っていくと・・・・




こんな感じの坂道、200m位の勾配を一気に登ります。


とても走る状況ではなく、みんな黙々と歩いて登っています。




13分ぐらいかけて頂上に到着。2番の札所はここから少し登ったところにあるので、見えません。


ゼーゼーする息を整え、給水を済ませ札所一番に向かって再び走り始めます。




札所一番を通り過ぎ三沢の町をひた走ります。ここは今回のコースで唯一アップダウンがなく


基本的に走りやすい区間



長瀞に入ります。




28.7kmのAS8 ここであんパンを一個いただきました


自分の練習コースにエイドがあるなんて、不思議な気分。




次に向かったのは長瀞元気プラザのエイドステーション。ここまでの距離31.8km




この区間はかなりいい感じで走れています。足もまだまだ余裕があり、


ときおりキロ5分台も出ています。


エイドの係員から


”あっ、長瀞の人。がんばってください”と声をかけられます。


顔を知っている人もいますが、全然知らない人からも同じように声をかけられるので、


不思議に思っていると、後に分かったのですが長瀞からは男5人女2人が出場しており、


事前にゼッケン番号を控えていて、地元の人を熱心に応援してくれたのでした。


地元の応援に力を貰い



長瀞駅前を通り過ぎ、いつも走っている練習コースをひた走り



第一関門の皆野町役場まで到着。38.5km


通過時間は10時10分。関門閉鎖時間まで1時間残してお到着です。所要時間4時間40分。




このエイドでは秩父屋台囃子や皆野のゆるキャラ みーなちゃんの歓迎を受けました。




エイドで約5分休憩し、いよいよこのコース最大の山場、日ノ沢の登りに向かって出発です。





後半へ続く

昨日走った 秩父札所めぐりウルトラマラソン


生まれて初めてのウルトラマラソンです。


マラソンを始めて4年。


始めた年は5km、次は10kmのレースに出場し


2年目にハーフ、フルと順調にステップアップしていき、


東京マラソンや大阪マラソン等のメジャー大会を始め、佐野、大田原、長野の


フルマラソン、さらにソウルマラソンと4年間で20回近くフルを走ってきました。




そんな私ですが、ウルトラの事は考えたことはなかったんです


と言うより自分の今の走力や練習距離を考えて、ウルトラはとても無理、そう思


っていました。


あと何年かしたらサロマ湖か四万十川でウルトラは走りたいな・・・



そんな夢はありましたが。






そんなことを考えていた私が、なぜウルトラに出場したかと言うと



コースが全くの地元なんです



長瀞町と書いてある側の9番の場所・・・・


ここが家から歩いて5分のところ。


おまけにコース上には



皆野スポーツ公園


ここは一周880mの周回コースがあり、週に一回は我々が練習会をする場所。




愛犬の散歩もしてます



そしてこの場所



ここも週に一回は来る愛犬との散歩場所。



こんなところをコース上に持ってこられては・・・・・


もう出場するしかないでしょ





でもこの高低差


地元だから分かるこのコースの厳しさ。


車で走ったって大変なんですから



出場するも地獄ですが、出場しないで走っている人を応援する悔しさも地獄



結局出場する地獄を選んでしまいました












前日に受付を済ませます。





受付で参加賞のタオルと白装束を貰いました。


これって明日の地獄めぐりの衣装?




これを着て走ろうかと思いましたが、これは冥途の土産に取っておこうっと



当日のレースでは結構な人がこれを着て走っていましたよ。







レース当日、朝4時に起床。


身支度を終えて会場に向かいます。


スタート地点までの移動時間20分、うーん地元開催ってありがたい




会場には多くの人が集まっています。


周りのランナーに聞くとみんな1時に起きて来た、とか言っています。


前の晩10時に寝て4時起床、6時間寝られた我々って幸せなんですね。





今回はこの4人で出場です。


4年前から一緒にマラソンを始めた仲間



青シャツは今年の長野で3時間15分を切りました。


私は今年の東京で3時間55分


黒シャツは霞ヶ浦で初の5時間切り


右の女性はここ一年故障に苦しんでいますが、今年のソウルマラソンで4時間


22分で走りきった実力の持ち主。


実はこの女性初めはこのレースに出る気は全くなかったんです。

ネットでこのウルトラをのことを知った我々


奇遇にも高校時代それぞれラクビー部だった男3人


1時間考えて出場を決めました。


それを聞いた女性

”えー馬鹿なんじゃない、私は絶対でないよ。だいたいラクビーをやっていた人って少しマゾなんじゃいの。フルだって辛いのにその2倍さらに峠を三つ、信じられない


なんて言っていたんですが、二日後に


”やっぱり私も出る”と云ってきました

何でも自分と一緒に始めたマラソン仲間。みんなで順調にステップアップしてきました。

それがここで自分を置いて次のステップに進まれるのは、あまりに悔しいとのこと。

確かにねぇ~その気持ちは分かります。自分が逆の立場なら悔しいもん

かくして4人での出場が決まりました。



みんな完走できるといいなぁ。








5時半、いよいよスタートが切られます






長い長い一日が始まりました。






続きはまた明日