・毎日新聞が関係ない朝鮮人を強制連行とミスリード ~まだ行われる大手マスコミによるミスリード~ | アジアの真実

・毎日新聞が関係ない朝鮮人を強制連行とミスリード ~まだ行われる大手マスコミによるミスリード~

追跡2010ひろしま:朝鮮人と水力発電開発 過酷な労働、惨事も /広島:毎日
 ◇悲痛な歴史、記録を

 この夏、韓国南部・陜川で暮らす被爆者を取材した私は、戦前、日本が植民地支配した朝鮮半島から広島に渡ってきた人たちの歴史に関心を持った。「広島の強制連行を調査する会」で活動する元高校教諭の内海隆男さん(72)=東広島市=に話を聞くと、太田川水系の水力発電施設の建設現場では戦前、多くの朝鮮人が過酷な労働に従事したという。内海さんに案内してもらい、現場を歩いた。【樋口岳大】

 安芸太田町加計から太田川の支流・滝山川を上っていくと、深緑に覆われた中国電力王泊ダムが現れた。現在も約2・5キロ下流の下山発電所(1934年運転開始)などに水を供給している。当時の広島電気が開発し、33年に着工、35年に完成した。

 34年8月4日、この現場で火薬が爆発し、25人が死亡する事故が起きた。翌5日付の大阪毎日新聞は「岩盤に装填したカーリツト(爆薬)が轟然爆發し六名惨死、十八名は生埋めとなつて絶望、ほかに重軽傷八名に上る大惨事が突發した」と報道。また、6日付の中国新聞に記載された犠牲者名簿によると、中には多くの朝鮮半島出身者が含まれ、同紙は「哀號(あいごう)の聲(こえ) 深山に谺(こだま)す」と伝えている。

 ダムの脇に今も犠牲者の名が刻まれた慰霊塔がひっそりと建つ。爆発があった辺りにはむき出しの黒い岩肌が見えた。

 その後、車を走らせ、安芸太田町と廿日市市の境に近い太田川の立岩ダム(39年完成)へ。現在も約2・8キロ下流の打梨発電所(39年運転開始)に送水している。さらに下流には土居発電所(38年同)や、その水源の鱒溜ダム(39年完成)もある。

 立岩ダムと打梨発電所の間にある集落に、廃校になった小学校の木造校舎があった。ダムの建設当時は多くの朝鮮人児童が入学し、バラックの校舎を増設したという。旧戸河内町史で紹介されている芸備日日新聞(37年8月25日付)の記事によると、当時人口約7000人だった同町に、電源開発のため二千数百人の朝鮮人が入って来たという。

 当時、この小学校に通っていた集落の高齢男性は「学校にはようけ朝鮮人がいて、友だちもおったよ。導水用の隧道(トンネル)を掘る危険な作業をしたのは朝鮮人労働者だった」と話した。別の男性はトンネル掘りの過酷さに触れ「今じゃ許されんことよ」と語った。

 他にも太田川水系には、強制連行された中国人、朝鮮人が建設に従事した安野発電所などがある。内海さんは言う。「朝鮮人の存在なくしては太田川水系の電源開発はできなったのに、企業の社史などにはほとんど記録がない。歴史の一つの見方として、きちんと調べ、記録しておくことが重要だ」


 

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 皆さんはお気づきでしょうか。この記事には大きなミスリードがあります。記事の内容は、「戦前に広島でダム開発が行われ、その中には日本に渡ってきた朝鮮人達も多数含まれていた。朝鮮人は、比較的危険な作業にまわされていたようだ。その工事にて、爆発事故が起き、25人が死亡する事故が起き、朝鮮人も多数含まれていた」というもので、それ以下でも以上でもありません。


 ところが、冒頭にこの記事とは関係ないある言葉が含まれているため、この記事に違った印象を与えています。それは「広島の強制連行を調査する会」という言葉です。このダムの話を語ったのが、同会に所属している人物だというだけで、記事中にはこの朝鮮人達が強制連行をされてきたとは一言も言っていません。事実ではないので言えるわけがないのです。この時期は朝鮮半島には国家総動員法の適用どころか、朝鮮総督府による官斡旋すらされていません。それどころか、1935年(昭和10年)までは、一旗上げようとする朝鮮人があまりにも日本に大量に渡ってくるため、政府は日本人の雇用が少なくなるとして、朝鮮人の渡航を制限していたのです。このダムで働いていた朝鮮人というのは、密航者を含む自由意志で渡ってきたのにほぼ間違いないでしょう。


 しかし、まったく記事の内容とは関係ない「広島の強制連行を調査する会」という言葉を冒頭にあえて差し込むことで、このダム工事に携った朝鮮人達全員が強制連行されてきた人であるようかの印象を受けます。これには作為的なものを感じざるを得ません。

 確かに、当時の現場には危険な作業は朝鮮人にやらせればよい。というような傾向があったのかも知れません。もしそうだとすれば褒められることではありませんが、それは強制連行とは全く別の問題です。

 強制連行という言葉の多くが嘘にまみれていることが世間に浸透し始め、教科書やマスコミからこの言葉が消え始めた昨今、このような手段でまだ大手マスコミによるミスリードが行われていることに怒りと悲しみを感じざるを得ません。


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参考書籍:
韓国・北朝鮮の嘘を見破る―近現代史の争点30 (文春新書)
鄭 大均
4166605208


朝日新聞が報道した「日韓併合」の真実 韓国が主張する「七奪」は日本の「七恩」だった
水間政憲
4198629900