・米のホンダ議員が慰安婦決議の根拠は「河野談話」であると明言 ~河野談話を見直すべきとき~ | アジアの真実

・米のホンダ議員が慰安婦決議の根拠は「河野談話」であると明言 ~河野談話を見直すべきとき~

慰安婦決議案、「河野談話が根拠」 ホンダ議員 :産経
 米下院に慰安婦問題をめぐる対日非難決議案を提出したマイク・ホンダ議員(民主)が25日、フジテレビの「報道2001」に中継で出演し、決議案が「日本軍による強制的な性奴隷化」などと軍による強制連行を一方的に断定している根拠について、「官房長官談話が出て、首相が謝っている。実際に(強制連行が)なければどうしてそういうことが起こるのか」と述べ、平成5年の河野洋平官房長官談話を挙げた。

 これに対し、日本側の出演者は「日本政府に謝罪を求めながら、強制連行の根拠を『日本の首相が謝罪しているからだ』というのは論理矛盾だ」(山本一太参院議員)などと反論。日本政府の対応にも注文が相次いだ。

 ホンダ氏は、自民党の「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」が河野談話の修正を求めていることについて、「議員が声明の内容を変えようとしている。本当は心から謝っていないのではないか」と非難。レーガン政権が1988年、第2次世界大戦中に強制収容した日系人に謝罪と補償をした例を挙げ、日本政府がこれに習うよう訴えた。また、決議案が日米関係に及ぼす影響について「日米関係をさらに強固にする」と述べた。

 河野談話をめぐっては、安倍晋三首相が昨年10月の国会答弁で「狭義の強制性(強制連行)を裏付けるものは出てきていない」と強調。首相サイドでは部分修正を模索する動きも出ている。



 残念ながらこの放送は見逃してしまいましたが、非常におもしろいやり取りがあったようです。従軍慰安婦については日本軍が直接「強制連行」したという記録は一切見つかっていないのが現状ですが、米下院において対日非難決議案を提出しているホンダ議員がそれを一方的に”あった”と断定している根拠として、彼は明確に「河野談話」を挙げました。これは非常におもしろい言質が取れたと言って良いと思います。

 「河野談話」とは既に周知の事実ではありますが、平成3年から4年にかけて朝日新聞が行った従軍慰安婦キャンペーンの結果、韓国が大きく騒ぎ出し、その対応に苦慮した結果、大した調査も行わないまま(公式に行ったのは韓国へ出向き、韓国側が用意した自称従軍慰安婦の証言を聞いたのみ)、強制性を認めれば騒ぎを収めるという韓国政府との裏取引のもとに軍の関与を認めると、平成5年に当時の官房長官であった河野洋平氏が発表してしまったものです。つまり当時の「事なかれ主義外交」から勢いで発表してしまった無責任極まる何の根拠もない談話であり、問題の焦点である従軍慰安婦の日本軍による強制性はこの河野談話が唯一の根拠となっているのであれば、この談話さえ否定できれば少なくとも米下院で非難決議案採択を推進しているホンダ議員はその根拠を失う結果となります。

 河野談話を否定したところで従軍慰安婦問題がすべて解決できるとは思いませんが、大きな一歩になるのは間違いなさそうです。「学術的な調査を進めた結果、先の談話の内容には不確定な部分があった」と発表できれば良いのです。何も難しいことでもありませんし、躊躇するようなことでもありません。既にそれを進める動きも出ているようですが、率先して行うべき事項であり、その動きを大きく歓迎したいと思います。この米下院の決議案が逆に日本の負の遺産を訂正する動きに繋がる結果となることを望みます。

過去の参考記事
・作られた「従軍慰安婦」(1)
・作られた「従軍慰安婦」(2)


(河野談話の経緯は下記参考書籍に詳しいです)


人気ブログランキングバナー ←このBlogに何かを感じたらクリックして下さい。


参考書籍:
日韓「歴史問題」の真実 「朝鮮人強制連行」「慰安婦問題」を捏造したのは誰か
西岡 力
4569643167