障害者手帳と更正医療の手続きを済ませてから1週間後の診察で、主治医から「抗ウイルス薬の選択を行いましょう」といわれました。
更正医療の証明書も届いていないのに、高額な医療費がかかるのかな・・・と思ってら、ワーカーさんが市役所へ連絡を入れてくれたときに、「翌週から治療開始してもよい」との返事をもらっていたそうです。
現在は、さまざまな薬があるため、多様な選択肢があり、初回治療で使用するいくつかを紹介します。(最新の治療方法や薬品に関しては関連サイトで調べてください)
①TDF/FTC(1)+LPV/RTV(4)
長所:他の組み合わせよりも、抗ウイルス活性が有意に高い(ウイルス量が多くても、いい結果を出すことができる)
短所:腎機能に負担がかかる、服用錠剤が多い、
②TDF/FTC(1)+EFV(1)
長所:1日に服用する錠剤が少ない、RTVによるブーストも必要ない
短所:精神・神経症状を呈する場合があるので、うつ病などの精神疾患経験者には向かない、腎機能に負担がかかる
③TDF/FTC(1)+ATV(2)+RTV(1)
短所:服用する錠剤が多い、ATVによる高ビリルビン血症が問題になることがある、腎機能に負担がかかる
④TDF/FTC(1)+DRV(2)+RTV(1)
長所:TDF/FTC(1)+LPV/RTV(4)と同程度の抗ウイルス活性を持っている
短所:服用する錠剤が多い、RTVによるブーストが必要
上記のようにさまざまな組み合わせがあり、食事に左右されるのもあります。また、RTVは冷蔵庫保存のため持ち運び等に不便です。
自分は治療開始前のHIV-RNA量が高かったこと、CD4が低かったこと、仕事の時間が不規則等のことから、服用錠剤は多いものの、抗ウイルス活性が高く食事に関係なく服用できる①を選択しました。