映画館で予告編を見て、「なんとなく面白そうだ。」と思ったが、見なくて良かったと思った。
ストーリーは、政治家(堤真一)の孫娘を誘拐し、身代金ではなく記者会見を開いて自分の罪を自白しろと脅迫するもの。
〇〇時までに記者会見を開けと誘拐犯は時間を指定する。普通なら、その時間まで緊張感が高まるものだが、当作では余り感じなかった。
それと実写化の欠点の一つだが、配役で犯人のめぼしが付いてしまう。この俳優さんを、こんな端役に使う訳が無い?と疑問に思っていたら案の定だった。
また、犯人が分かってからの動機についても、「その為に、ここまでしないだろう?」と言うのが正直な感想だ。かなり無理があると思った。
脇役まで、豪華俳優を揃えているのに残念なことだ。刑事役にミュージカル俳優の山崎育三郎を起用しているが、彼までミスキャストに見えてしまった。
唯一面白かったのは、中島健人演じる真面目そうな次男の秘書が、実はこの事件で一番したたかに立ち回っていたことが分かる
ラストだった。
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