JEFF BECK ワイアード 「ファンク・インストロメンタルの金字塔」 | 映画と音楽のある生活

映画と音楽のある生活

主に映画と昔聞いたレコードの感想などを書いています。

 

 

 

ジェフ・ベックの「ブロウ・バイ・ブロウ」に続くアルバムです。

シンセサイザーのヤン・ハマーの加入がサウンドを特徴つけて

います。そしてこれは次回作の「ゼア&バック」まで続きます。

なかでもアルバムの1曲目に収録された「led  boots」は他の

アーティストも演奏する名曲です。

 

 

 

このころジェフはピックを使わず指弾きをしています。

また、ツアーには女性ベーシストが参加しています。

私は、高校生の頃、この曲のタイトルを「red boots」だと思ってました。

「赤いブーツ」も素敵ですものね。だったら「Led Zeppelin」は

「赤い飛行船」になります。

 「led」は鉛という意味で、「鉛のブーツってなんやねん!」という

ことになりますが、鉛のブーツを履いて車を運転すると足が重いので

アクセルがベタ踏み状態になる。そんなスピード感のある演奏という

ニュアンスです。

 ちなみに「Led Zeppelin」は鉛の飛行船が「急降下する」

そんなスリリングな演奏をするグループという意味を込めている

とのこと。

 「led boots」は第二期ジェフ・ベックグループに参加していた

マックス・ミドルトンの作品です。以前にも紹介しましたが、第二期

ジェフ・ベックグループは、「ハミングバード」というグループで活動

していてマックス・ミドルトンもメンバーでした。

 ハミングバードのアルバム「ダイアモンド・ナイツ」の1曲目に原曲ともいえる「Got My Led Boots on」が収録されています。

 

結構、同じ曲でもアレンジが違うとイメージ変わってきますね。