本日も夫くんの無気力状態がとても辛そうなので、遅ればせながら、抗がん剤の副作用について改めて調べてみました。
◆抗がん剤でよくある副作用
・倦怠感
・集中力の低下
・食欲低下
・不眠
→すべて現在の夫くんにあてはまります。
入院前は目に見える副作用(吐き気や脱毛)だけお互い心配していましたが、薬の影響はそれだけじゃないんだ…ということを痛感しています。
他に注意しなければいけないこととして、治療に伴う「うつ病」の発症。
◆うつ病の症状
1、抑うつ気分:気分が沈む、あるいはすぐれない日が毎日のように続く。
2、意欲・興味の低下:今まで普通にできていたことが億劫で、やる気がでない。
3、自責感:周囲の人に迷惑をかけているのではないかと悩む。
4、焦燥感または制止:イライラして落ち着かない。考えが前に進まない。
5、倦怠感:いつも疲れを感じる。(★)
6、集中力の低下・決断困難:集中力が続かない。決断ができない。(★)
7、食欲低下:食欲がない。食べてもおいしくない。(★)
8、不眠:寝付けない。途中で目が覚めて眠れない。朝早くに目が覚める。(★)
9、自殺念慮:生きていても仕方がないと考える。
上記1または2のいずれかを含んだうえで、全9項目中5項目以上を満たし、それが2週間以上続いている場合、「うつ病」の疑いがあるそうです。
★マークは抗がん剤による副作用として頻度の高いものと被っているため、これが表れているから即うつ病!ということでは決してないようですが、逆に言えば症状が過少評価され、うつ病が見逃されてしまう可能性があるとのこと。
夫くんに上記自覚症状がどれくらいあるか聞いてみましたが、★マーク以外は今のところ該当しないそうです。
一安心ですが、注意していこうとは思います。
現在はテレビが見られない(映像が気持ち悪い)、活字が読めない(集中すると気持ち悪くなる)、ラジオも聞けない(音が煩わしい)、かといって眠ることもできない(不眠)、歩き回るのも体が怠くて辛い、という、精神的にも肉体的にもとても辛い状態のようです。
昨日はできたオセロも、今日はやる気がでない…とのことで控えました。
日を追うごとに、表情が消えて「無」になっているのが、見ていて私もとても辛いです。
どのくらい重症に見えるかというと、多分今人と話して夫くんが大笑いしたら、表情筋が痛くなるんじゃない?というくらい、無表情なのです。
横になっているよりかは歩いている方が楽…とのことで、今日は超スローペースで自発的にフロアのお散歩を何回もしていましたが、あるときは私がトイレから出ると、廊下の壁にもたれかかりつつ座り込む夫くんの姿がありました。
何があった!?と思い急いで話をきくと、単純に倦怠感が酷く歩いている途中でばててしまった、とのことでした。
しばらくそのまま休んでいましたが、流石に病院なので、看護師さんに大丈夫なのか声を掛けられまくりました。
車椅子で病室まで戻りますか?という案内には「そこまでじゃないので自力で戻ります」とのことだったので、2人でゆっくりと病室に戻りました。
※あとで夫くんには、歩き回るのも気分転換で大事だと思うけど、くれぐれも人目のつく範囲内でね…とお願いしておきました。
予約していたお風呂も、倦怠感が酷いためキャンセルしていました。
今日の夕方にはすべての点滴が終了するので、明日以降、点滴がないだけでも少しでも気が晴れてくれたらいいなあ…と思います。