分けあって地元のダイビングツアーに参加。どこも内湾的な環境で、陸水の影響が強く、濁っていました。しかもこの時期なのに、水深10mを超えると、どこでも水温が23℃に低下、船に上がってくるお客さんは、みんな震えていました。深層水の影響でしょうか?今回、ベトナムの海を潜ることにより、いろいろ漠然としていた課題が少しずつクリアになってきました。東南アジアの海で新しいチャレンジをするにしても、環境や政治的課題等、一筋縄ではいかないようです。
沖合に謎の漂流物?と思いきや。
近づいてみると、たらい舟?実はこの船、地元で重宝されているようで、我々が作業船に乗り込む際にもこの船で送迎されました。ちなみに、作業中には数キロ沖でもこの船と遭遇しました。沖合ですれ違うということは、大丈夫なんだろうが、ことごとく常識が覆されます。
天日干しの海藻、もちろん水中で刈り取っているんだろうと想像していたのですが、実は流れ藻を網ですくうというなんとも原始的な漁法でした。しかし、この方法であれだけの量を採取できるというのは、資源が豊富な証拠!驚きました。
でましたスケルトン・カー!!どうやら天日干しした海藻を運搬するのに使っているため、車の骨組みだけになったようで、至る所でこんな車をみました。原型を留めておらず、車種は全く分かりません!恐るべし、ベトナム。
天日干しの海藻の正体は、ホン○ワラでした。どうも現地の人たちは、健康飲料としてジュースにして飲んでいるようでしたが、ほとんどは中国に薬の原料として売られているようでした。ちなみに、10キロ20円程度ということで、これでは沖縄に海藻があっても勝負になりません!
日が暮れそうになるまで、干潟域で作業。日本とは、2時間の時差がありますが、どうも出張にくるといつも時差の分だけ余計に仕事をしてしまいます。
ホーチミン経由で○ャチャンへ。上空からはサンゴ礁らしい地形はあまりみられず、河川流入の多い内湾的な海域が広がっている印象を強く受けまました。
町から少し離れた場所に○ャチャン空港がありました。到着するとすっかり夕暮れ。
平和記念公園の遠足後、コウキに印象を尋ねてみた。
コ: 「しゃしんみてきた。しゃしんのところにさ、おおきいケムシいたよ!おおきいケムシがくっついてた!」
大きい毛虫が一番印象的だったのか?やはり所詮子供。。。と思いつつも、続けて聞いてみた。
父: 「どんな写真だった?」
コ: 「あれー、わすれた!ばくだんふってきたしゃしん、なんのしゃしんだったっけ?」
ミラ:「戦争!!」
コ: 「あっ、そうだ!そうだ!せんそうで手がなくなってさね、あのさ、人がさ、ふたつ手がなくなった人がさ、たべるときもできなくてさ!ちがう人にしてもらってさ、ハミガキも、えほんもつのも、ちがう人にしてもらってたよ!」
父: 「コウキは、どう思った?」
コ: 「こわいとおもった、でもアメリカ人がさ、オキナワをアメリカにしようとしてたんだけどさ!どうやってアメリカ人が、あんなことをおこしたかは、わかんなかったから、どうやっておこしたかを、しりたいわけ!」
父: 「先生は教えてくれた?」
コ: 「おしえてくれなかった。せんせーはね、こわいね~、こわいね~、だけだった!」
父: 「それだけ?」
コ: 「うん、コウキがおもいついたのはさ、石をもやしたらさ、石のこまかいのができてさ、上にとんでいって、ピーボーンっておちていったんだと、コウキはさ、そうおもった!」
毛虫と聞いた時には、所詮と思いましたが、いやいや子供なりにいろいろ考えているようです。
















