日本では自分の身内や
自分の立場を謙遜し低くいうことで

相手を立てるというマナーが
存在します。


日本ならではの価値観で
無形文化の骨頂なのでしょうが

私はあまり、好みません。


例えば、
自分の妻を蔑む

『愚妻~ぐさい~』という言葉は
その最たるもの。



『◯◯さん今日はお弁当ですか?』

と尋ねた時に



『はい。
うちの愚妻がもたせるんですよ』

と答えられると



愛情込めてお弁当を作った奥さんが
可愛そうだなぁと思ってしまいます。



もちろん、とっさに
愚妻という言葉がでるその方の

教養深さやビジネスマンとしての
振る舞いは立派だと思いますが

でもやっぱり女性として
好きにはなれない言葉です。



妻が夫をへりくだる言葉は
ほとんどないのに

夫が妻をへりくだる言葉は
よく使われるんですよね。



それは妻=男性の所有物という
観点があるからでしょう。


自分の持ち物を自分で
誉めないのが日本人


『いいなぁー』と思って
手に入れたものなら

『いいでしょー?
気に入ってるんだー』
と胸をはってもいい気がします。


奥さんにしても然り。


『はい。手作り弁当です。
自慢の妻なんです。』

くらいのことが言えてもいいのでは
ないでしょうか??



それを言わせない日本社会が悪い。



アメリカの大統領選挙のように

『妻がいたから今の僕がある』と
妻の支えに感謝の意をみせる発言が

日本でもできる環境になればいいのに。