ヴァチカン市国からバスを走らせ
ついたところはコロッセオ








イタリアのローマ帝国時代の
建造物といえば=コロッセオと

思い出すくらい有名な
古き歴史のある闘技場です。



私はラッセル・クロウ主演の映画
「グラディエーター」を見て

当時、いたく感動し
絶対にそのコロッセオに行くんだ!!

と心に誓ったものです。





それにしても実際のコロッセオは
想像していたよりも

ずっと大きくて存在感がありました。








それぞれドアの入口のような
アーチになっている
半円の窓のようなところが


普通の玄関の入口くらいの大きさだろうと

なんとなく形から想像していたのですが



実際はその3倍以上は
あるのではないでしょうか。









本当に大きくてその大きさに圧倒され
口を開けて見上げてしまいました。




今回は時間がなくて
中の見学はできませんでしたが



コロッセオの周りを歩くと

立派なままになっているところと








崩れて少し貧相な雰囲気になっているところとありました。










長い長い年月をかけているうちに
当然劣化したのだろうと

私は思っていたのですが




実際は、
ヴァチカンなどの寺院をつくるときや






国会議事堂を建てるために
コロッセオを崩して

その大理石を使って教会や彫像などを
作ったのだとか。








もちろん近年では歴史的文化財として
大切に保存しようという動きがあるけれど

数百年前はそんなことは
考えなかったのでしょう。


使われなくなった闘技場が
町のド真ん中にある

その素材が丈夫で貴重な大理石となれば
それを再利用しようと考えるのは必然です。








そういったわけで

コロッセオが崩れているのは
劣化、風化ではなく人為的なものだった

ということです。


それってとても衝撃的な話ですよね。


言い換えれば人の手が加えられなければ
何千年も崩れることのない巨大な闘技場を

電気のない時代から作り上げたという
神業。


しかもよくみるとコロッセオには
小さな穴がたくさん開いているのが
わかりますか?







突然ですがクエスチョン!

この穴はなぜ開いているのでしょうか?


この質問に

●世界大戦の時の銃の後だろう

●装飾品がついていたのだろう

●歳月とともに劣化したのだろう

 

といろいろな想像がわきますが

答えは

●建設途中の足場として杭をうった

というのが正解だそう。



観光ガイドさんをつけて案内してもらったので
裏話がたくさん聞けました。


エレベーターの発祥もコロッセオが
はじめてだそう。

剣闘士を地下から地上にあげるときに
奴隷に縄を引かせ人工エレベーターをつくったのだとか。


それから閉開式のサンルーフもあったことが
わかっているとか



コロッセオは
その時代の最新の建物だったんですね。







帰国したらまたグラディエーターを見なくちゃ!!

という気持ちになりました。


コロッセオに来れたことも
また一つ夢の実現です★