人の顔、心、

人生というドラマ

自然の印象、

自然の生命とその意味、

歴史の精神


これらが
アーティストの主題である。



これは、先日鑑賞したレーピン展に
補足として添えられていた

レーピンからクラムスコイへの
レターの一節。



アーティストとは
芸術に携わりそれを生業にしている人のこと。


画家もしかり、音楽家もしかり、役者もしかり、作家もしかり。



確かに、その瞬間、瞬間の人の表情は心を写す鏡であり

長くも短い人生のほんの一瞬のできごと。


それを、残すことは
意味のあることだと思う。


後世に伝える価値ある瞬間。

自然も移ろいどんどん変化していくし、
アーティストは
それらを今生きる人に伝え、

さらには後世生きる人にも伝える
大事な役割をになっている。



思いのままに自由に創作すればいいという考え方と

レーピンのように
ある種の使命感を抱いて取り組むアーティストと
さまざまな考えがあるだろうけれど



私は、レーピンの哲学が嫌いではない。


そんな熱意が人に感動をおぼえさせる作品につながっているのだろうとおもうから。