昨日6月1日は「ガムの日」でした。

なぜ、6月1日が「ガムの日」になったのかというと
昔「歯固めの儀」が行われていたのが
この日だったのだとか。
「歯固めの儀」というのは
その名の通り歯を固めるといった意味ですが
歯が抜け落ちたりせず、健康な歯で
おいしく物を食べられることこそ
長寿につながり幸せに暮らせるといった考えのもと
願いを込めて行った行事だったのだそう。
昔はお正月と6月1日に
鏡餅・猪肉・鹿肉・押鮎・大根・瓜などを食べ
歯を固め長命を願ったそうです。
あえて、固くて簡単には食べられないものが
よく使われたんですって。
なぜこんなに私が「歯固めの儀」に詳しいかというと!
実は、偶然横浜でガムの日のイベントとして
平安時代の「歯固めの儀」を再現したイベントに
参加していたからです

十二単を身にまとった美女があらわれ

テーブルに並べられた儀式に使った様々な食べ物を
教授が説明してくださっていました。

そもそもこの習俗は、古代中国の習わしで
日本には平安時代には伝わり
宮中ではこの歯固めの儀が行われていたそうです。
「土佐日記」や「枕草子」にも
この儀式は登場しているそうですよ。

昔の人は、しっかり噛んで食べることが
いかに大切であるかを知っていたんですね。
最近流行りのタニタ食堂でも
噛むことの大切さをよくうたっていますよね。
ダイエットにはしっかり噛むことが
脳内の満腹指数を増やすためにも大切なのだとか。
帰りがけにはキャンペーンとして
ガムの配布もあり、また商品をGETしてしまいました。
かわいいお姉さんのスマイルにも癒されました♪

このイベントを通じて、
噛むことの大切さを見直すことができました。
今まで知らない行事でしたが「歯固めの儀」は
現代の加工食品に慣れている私たちにこそ
必要な行事かもしれません。