4月25日の今日は尾崎豊さんの命日です。
亡くなって20年近くも経つのに今もなお
尾崎豊さんの曲は
CDショップに作品が並び、カラオケでも歌われています。
きっと尾崎豊さんの歌には、
人々の心に訴える何かがあるのでしょうね。
私が尾崎豊さんを知り
その音楽を聴くようになったのは
中学校1年生の頃です。
中学校に入学したすぐの頃に
尾崎豊さんの訃報を耳にしました。
まだ子供だったので
自分のお小遣いでCDなんて買えなかった頃です。
母が、近所のレンタルショップでCDを借りてきてくれました。
それがきっかけで、尾崎豊さんの作品を聞き
今も変わらずファンでいます。
不良だとか、時代の反逆者だとか
ハードなイメージが先行して
本当の自分自身とのギャップに耐えられず
きっと苦しんでいたのではないかと私は推察します。
彼の作品は10代の頃のものは
未成年には、どうにもできないことへのジレンマ
大人として認められないことの歯がゆさなど
確かに「怒り」にも似たパワーが作品の印象としてあります。
でも
20代になってからの作品は
淋しい、誰も自分をわかってくれない・・・
そんな「孤独」内面的弱さがほとんどの歌にのっています。
たくさんのファンに愛され、社会現象にまでなったというのに
それでもやっぱり尾崎豊さんは淋しかった。
尾崎豊さんの優しい少年のような笑顔は
とっても温かく魅力的だったのに
時代ののぞむ
ワイルドでたくましい不良の反逆者
時代と戦うタフな戦士へと
イメージを作りかえられてしまいました。
そしていつしか笑顔は消え
尾崎豊さんのスナップはほとんどが
こちらを睨みつけるよな表情に・・・・・。
尾崎豊さんはきっと苦悩の末
かえらぬ人となってしまったのではないかとおもうと
胸が締め付けられる思いがします。
たぐいまれな歌唱力を持ち
人を引き付けるカリスマ性を持っていた尾崎豊さん。
たくさんの人の支えになったことでしょう。
でも本当は、本人が一番支えられたかったのでしょうね。
いっぱいもらうだけもらってしまってごめんね。
そしてありがとう。
天国では本当の尾崎豊さんの無邪気な笑顔で
幸せに暮らしていることを願います。
尾崎豊さんのご冥福を心より祈って。