今日、帰路へ向かう電車の中で
人目をはばからず、嗚咽やしゃっくりをあげて
涙を流してしまいました。
うっ、ううっ・・・ヒック・・・ヒック
涙としゃっくりが最寄りの駅についても止まりません。
帰りの混雑している電車の中で、
私はさぞ不審な人に写ったでしょう。
私がそんなに涙してしまったのは
辛いことがあったわけでも、痴漢にあったわけでもなく
1枚の電車内の広告を読んだことが原因でした。
皆さんは葬儀社の(株)くらしの友をご存知でしょうか?
きっと電車の中の広告を
1度は目にされた方もいらっしゃることと思います。
こちらの会社では「伝えたい、心の手紙」と題し
お亡くなりになられて、今はもう会えない大切な人へ
伝えたい思いや、生前伝えられなかった言葉などを綴った
「心の手紙」を一般から募集し、それを広告にしています。
その文章が電車の中でなんとなく目にとまり
読んでいるうちに目頭があつくなり・・・
それでも先が気になり読み進めていると
最後にはヒックッヒックとしゃっくりと涙が溢れでてしまうほど
胸がギュッとしめつけられました。
その内容がこちらです。↓
※小さくて携帯電話から御覧になっている方には
読めないかもしれませんが
パソコンから御覧になっている方であれば画像をクリックすると
大きく表示されますので読んでみてください。
もしくはこちらから御覧下さい。
※(株)くらしの友HP「伝えたい、心の手紙」
http://www.kurashinotomo.jp/kaisha/tegami/koukoku.html
こんなにせつない気持ちになり、
涙がとならなくなるのには
私も大切な人を亡くした経験が数回あるからだと思います。
自分の気持ちとオーバーラップしてしまうのです。
もう2度と会えないと思うと
今更ながら「伝えたい思い」が溢れてきて憤りを覚えます。
悔しくて、切なくて、情けなくて、淋しくて、悲しくて・・・・・
とにかく伝えたいことが山ほど出てきます。
突然の別れを前に「あと1日だけもらえれば・・・」
と、けして叶わない夢にとりつかれます。
残された遺族のこれからのできることは
ご逝去された方との日々を忘れず
記憶や記録に残していくことくらいです。
生きている限り命はやがて尽きます。
それでもこうして生きている。
だからこそ
悲しみに打ちひしがれて伏せているよりも
2度と会えなくなってからも
愛をもってして、その方の記憶を
たくさん思い出してあげることが一番の供養だと思っています。