「フェアトレード」という言葉最近よく耳にします。
私はとても素晴らしい経済支援だと思っています。
まだご存じない方もいらっしゃるかもしれないので
少しだけ説明を・・・。
フェアトレードとは、アジアやアフリカ、中南米などの
農村地域や都市のスラムなどに暮らす人びとに
仕事の機会を提供することで
貧しい人びとが自らの力で暮らしを向上させる支援をする動きです。
小規模農家や手工芸職人に継続的な仕事をつくり
農薬や化学肥料に頼らない自然農法や、
生産地で採れる自然素材と伝統技術を活かした生産によって
今後も持続可能な社会を目指しています。
以前の経済支援の考え方は
ただ困っている国に物資を一方的に送りつけ援助するというもの。
しかしそれでは、いつまでたっても
その場しのぎの支援にしかならなかったのが現状でした。
この「フェアトレード」という発想は
それをくつがえす考え方です。
困っている人をその場だけ助けるのではなく
自分の力で生きていけるように
仕事の仕組みを作ってあげること。
売買のHOW TOを教えてあげること。
そしてそこで栽培した農産物なり、作り上げた部品なりを
日本やアメリカが買い取ることで
WIN & WINで相互利益をもたらせるうえに
経済的に貧しいお国の人を援助することができる。
これって
素晴らしい発想だと思います。
最近私は
スーパーなどでお買い物をする際
「フェアトレード商品」というPOPに目がとまります。
小さなこと。自分の出来る範囲からでも
貧困で困っている人を支えられたらいいですね。
貧困とたたかいながら一生懸命重労を働して
日本への出荷物を作ってくれている方がいる
そのことを忘れずに
これからも生活していきたいと思います。
遠いお国に住む見知らぬ異国の方々に
思いを馳せることからまずははじめてみたいと思っています。