ー30歳からのバイオリズムを読み解き
あなたらしい人生へと導くー
ユアセラピスト
藤城 茉莉花です。
 
 
 
先日、新聞でみた名古屋にある子ども専門の本屋さん『メルヘンハウス』閉店のお知らせ。
 
 
 
わたしもたまにネットで本を買ったりしますけど
人を介してものを買うことをあらためて考えました。
 
 
 
プライベートの知人がシェアしていたので
わたしもメルヘンハウス スタッフ三輪丈太郎さんのFacebookの投稿をシェアさせていただきます。
 
 
 
名古屋近郊の方はぜひ3月までに
メルヘンハウスに足を運んでみてください。
 
 
 
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僕の働いている書店が、来年の3月で閉店する。

「生まれた時から子どもの本専門店の息子」という肩書きでここまで来たので、いざ無くなるとなると寂しい。

しかし、感傷に浸っている暇はなく、現実問題が山積みとなっている。

「子どもの本」という性質上、ビジネスだけではなく文化面も担っていたため、経営の悲愴さなどは表には出さず、店のネーミングのイメージ通りここまでやって来た。

そのため、閉店の報せは衝撃的であったようだ。

一番悲しく辛いのは、創業者である父であろう。

我が子のように45年も可愛がって来た店だ。

心中を察すると胸が痛くなる。

お店は新聞の一面で閉店が報じられてから1週間、売り上げが通常の3倍ほどになっている。

売れなくなったバンドが解散ライブになると人が集まるのと似ている。

もし、少しでも僕の働く書店に何かの想いがあれば、1度でも良いからお店に来て欲しい。

そして、本を1冊でも良いから買っていって欲しい。

それをこの書店での思い出の本として欲しい。

閉店するにあたり、贔屓にしてくれているお客様にも迷惑をかけていることも心苦しい。

ただ、書店が本を売るだけ、ただ本を売りたいだけなのに、本だけでは食えない現状ってのがおかしなことで、本に限らず商いそのものがそうなっている。

便利になることは悪いことではないが、煩わしいことを全て排除して便利になれば良いかと言えばそうでもない。

一苦労するからこその喜びってものが一体どこへいってしまうのか?

人と人との接点は薄れていくのか?

はたまた、進化を拒んだ時代遅れの懐古主義だったのか?

いずれにしろ、お店は無くなる。無くなる前に皆んなに会えたら嬉しいです。