にしのあきひろさん作の

『えんとつ町のプペル』

が売れていますが

その影響でにしのさんのはじめての絵本

『Dr.インクの星空キネマ』

を久しぶりに読みました。



えんとつ町のプペルはクラウドファンディングで資金を募り
分業制で制作されたことが一部の方から批判を受けたみたいですが

Dr.インクの方は絵も文もにしのさんお一人で書かれた作品です。



5年をかけて書き上げたということと

なんと言ってもタモリさんが絶賛していたので(笑)

「これはおもしろいにちがいない!」

と思って当時購入しました。



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ストーリーの構成力が秀逸なんですよね。



わたしは「赤いはしご」という話の
トキオとネコのかけあいが好きです。



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「ネコさん、君はすごいね。
どうすれば僕もアソコまで行けるかな?」
トキオがそう聞くと、
「そんなの簡単さ、『行ける』と思えばいいんだよ」
ネコはそう答えました。



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「私はどこにだって行ける。
たまに迷子になるけどね。
そして君もどこにだって行けるよ」



そして、あとがきも好きです。



「この絵本は子供の頃のボクへのアンサーブックとでも言いましょうか。
まぁ、描き上げるのにかなり時間がかかってしまいましたが、
これでようやく子供の頃のボクも納得してくれたのではないでしょうか?

子供に質問された時に、素敵な作り話を添えて答えてあげられる大人でありたいと思います。」



わたしもそんな大人でありたいと思います



もちろんプペルもとてもステキな絵本でした



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