少し前に仕事で
『自閉症スペクトラム』
の専門の先生の講演を聞かせてもらいました。
自閉症スペクトラムとはさまざまな発達障害をひとつにまとめた名称ですが
自閉症スペクトラムではなくても、
生きづらさを抱えている人に参考になるな〜
と思ったのでメモした内容を少しシェアします

・世の中は多数派に合わせた社会になる環境設定がされているので、そういう環境では少数派はマイナスの部分が発揮されてしまう
→判断基準がみんなと同じようにできるかできないかなので、自閉症スペクトラムなどの少数派の方のできない部分が目立ってしまうんですよね
・多数派が正しく、少数派が間違っているわけではなく、認知の仕方が異なっているだけで、臨床においてはどちらも正解
→つい多数派が正しいと思い込んでものごとを見てしまいますが、どちらが正しいではなく、どちらも正解なんですよね
・多数派のやり方を無理矢理少数派にさせると学びもれや誤学習をしてしまうことがある
→自分のやり方ではない方法で学ばせると、きちんと理解できなかったり、自分はできない人間なんだと思い込んでしまって自己肯定感が低くなってしまうそうです
・優劣の問題ではなく、物事の見え方、捉え方、学習のスタイルが違う
→多数派と少数派のどちらが正しい、優れているではなく、物事の見え方、捉え方、学習のスタイルが違うだけで、どちらも正しい ということですね
・環境との相互作用を減らすことが大事
・その方にとって出来る形のコミュニケーションシステムを作ることが大事
→その人が理解しやすいコミュニケーションツールを使い、環境を整えることが大事ですね
講演の中で先生が繰り返し話されていたのは
障害者も健常者も同じ人間で
ただ在り方が違うだけ
ということ。
先生のお話を聞いていて
自分が理解しやすいコミュニケーションツールを知っておくことは
わたしの場所は絵だったり、視覚を使ったツールですが
よいコミュニケーションを築くコツだな
と思いました
