今日は久しぶりに言葉のご紹介です



俳優の奥田瑛二さんと、作家の安藤和津さんの長女



映画監督の安藤桃子さんが雑誌のインタビューで答えていた言葉です。



『私、”それでも生きる”っていう言葉が好きなんです。



一見ネガティブに見えるけど、そこにはポジティブな響きもあって。



きっと一生葛藤し続けるのかもしれないけど、
最終的には希望を持って、



”それでも生きる”


ということを模索し続けていきたいと思います。』



先日、祖母に会いに宮崎に行ってきたのですが



祖母は7年くらい前から認知症が進み、
一人暮らしということもあって
施設に入ることになりました。



施設に入ってすぐくらいに、祖母に会いに行ったときに

母のことはしばらくして思い出したのですが

わたしは父方の系統の顔で、母にはあまり似ていないからか

いの一番で忘れられていて



認知症というのはこういう病気なんだと思い知らされ

忘れられるのはこんなにも悲しいことなんだと思いました。



そして、4年くらい前に脳梗塞を患い
それからはしゃべることもできず、寝たきりの状態が続いています。
 


今回、宮崎へ行ったのは



生きるのをあきらめたかのように
半年くらい前から食べなくなった祖母に対して
なんとか生きる希望をもたせようと
施設の方が



「娘さんがもうすぐ帰ってくるから、がんばって食べないといけないよ」



と声をかけ続けたことで、食べるようになり、少し元気になったので



なんとか会いにこれないか 



と施設の方から連絡をもらったことで
急きょ、宮崎へ行くことになりました。



話すことができない祖母とは
瞬きとか、からだの反応を見て感情を読み取ることしかできないのですが

母を見て涙を流したりして
ちゃんとわかっていたのだと思います。



そんな祖母の姿を見て

話すことも、からだを動かすこともできない人が
それでも一生懸命に生きている。



話すことも、からだを動かすこともできるわたしたちは

つらいことがあっても

それでももっと
一生懸命に生きなければいけないんだな
 


と思いました



今日もステキな一日を



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