いつもブログを読ませていただいている

寄り添いカウンセラーの井上八重さんが

ステキな詩を紹介されていて

とっても心に響いたので、ご紹介させていただきます



以下、井上さんのブログからの転載です。



「心にスイッチを」 東井義雄



『誰だい?

ぼくは 頭は悪いし、ダメな人間かも知れないなんて心配しているのは?



ダメな人間なんてあるものか
人間はみんなすばらしいんだ



何でも見えるすばらしい目を
君はもっているじゃないか



何でも聞けるふしぎな耳を
君はちゃんともっているではないか



覚えることだって考えることだってできる

ふしぎな働きをやってのけることのできる頭が
君のためにちゃんとあるじゃないか



立ちあがり
どこまでも前進することのできる二本の脚が
君のためにちゃんとあるじゃないか



字を書くことだって
物をつくり出すことだってできる二つの手が
ちゃんとあるじゃないか



たべたものを血にし、肉にし、骨にし
働きのエネルギーにかえていく
魔法のような働きをやってのける胃や腸が
今も君の腹の中で働いているんだよ



明るく 健康で 賢い君になってもらおうと
君が眠っているときにさえ休まず
働きずめに働いている心臓が

ほら 今も 君の胸の中で
ドクドク 働いているじゃないか



どこがダメだというんだ
どこがつまらないというのか



つまらないのは

このすばらしい君のすばらしさに気づかず

自分はつまらないなどと考えている
君のその心だとは思わないか



しくみのりっぱな電球でも
スイッチを入れなければ光は放たない

人間のすばらしい目も
見ようという心のスイッチが入らないと
見ていても見えない

聞こうという心のスイッチが入らないと
耳も耳の働きをしない

頭もそうだ
しくみのせいじゃないんだ
スイッチのせいなんだ



スイッチを入れて鍛えてさえいけば
どんなむずかしいことだって覚えられるようになるし

どんなむずかしいことだって
考えられるようにもなるんだ

月の世界へ飛ぶ知恵だって
人間の頭が生み出したじゃないか



心のスイッチが
人間をダメにもし、すばらしくもしていくんだ

電灯のスイッチが
家の中を明るくもし暗くもするように』



東井義雄さんは生涯を小中学生の教育に捧げた教育者だそうです。



20年以上前にお亡くなりになられているそうですが

教育界の国宝と呼ばれた方で
「心のスイッチ」の詩は今なお語り継がれている奇跡の詩です。



人間は生きているだけで奇跡。



私も貴方が存在しているだけで奇跡
私も貴方も…

もっともっと自分の素晴らしさに気付いていこう~