昨日の記事を書いて



形があるものはいつかなくなってしまうけど

形がないものはずっとこころに残っていく



ということをふと思いました。



そして、亡くなった父のことを思い出しました。



私の父は50代で亡くなったのですが。

がんがみつかって半年で亡くなってしまったので
20代の私はなかなか父の死を受け入れることができませんでした。



自分のことよりも
他人のために一生懸命な人で

決して器用な生き方ではない父を
子どもたちは誇りに思っていました。



そういう人がどうしてやりたいことをたくさん残して死ななければいけないんだろう。。。



どうして人の命は平等ではないんだろう。。。



親孝行ができなかった私はどうやって生きていったらいいんだろう。。。



そんなことをいろいろと考えて
この頃は死に関する本をたくさん読んでいました。



3年くらいたって

姿、形はなくても
父が残してくれた思い出がある限り
父は私の中で生き続けているんだ

ということに気づけたときに
はじめて父の死を受け入れられました。



そして、父の分も生きようと決めたときから生き方が変わりました。



『千の風になって ちひろの空』



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この本は父の死と向き合っていたときに読んだ本です。



父のことを思い出したからか、ふと本棚のこの本に目が止まりました。



「千の風になって」の詩が
いわさきちひろさんのステキな絵とともにつづられていて

新井満さんのエッセイの部分もこころにぐっとくる内容で

とても勇気をもらった一冊です



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