映画「ホットロード」を観る前に、ひさしぶりに原作を読んで、
子どもの頃とはまた違った感じ方をした台詞がありました。
それは最終回のこんな台詞でした。
『自分が誰かに
大切にされているんだってことを
本当に知っていたら
自分の命を粗末になんか
決してできないはずだよ
親でも 兄弟でも 友達でも
恋人でもいいから
そういう人が必ずいるんだってことを
だれが いつ あの子たちに
おしえてやることができるんだろう』
その台詞が、先日長崎県でおこった、女子高生による刺殺事件について、新聞の取材を受けていた方の話と重なりました。
「いのちの教育に力をそそいできたけど、無駄だったのだろうか。。。」
きっと、いのちの大切さは生き続けていくうちに知ることができるのだと思います。
子どもの頃は漠然と平等と思っていた人生が、ときには不平等で。
いのちの長さも平等ではなく。
いのちが生まれること。
生きていられること。
そのことがどれほど奇蹟の連続なのか気づいたときに
そのことがどれほど奇蹟の連続なのか気づいたときに
知ることができるのだと思います。
だから歳を重ねると涙もろくなるのかもしれませんね。