預人通帳

先日、旦那さんの仕事の都合で静岡県に引っ越してしまった友人と１年半ぶりに会いました。



その日は朝から夜まで予定が詰まっていて、
分刻みのスケジュールでしたが、
移動時間の合間で１時間だけ時間が取れそうだったので、
そこでお茶することになりました。



久しぶりだったので、お互いの近況とか、
最近パリに心ひかれているので、去年パリへ行った彼女に、
パリ情報を教えてもらったりして
１時間ずっっっと弾丸トークしっぱなしでした



彼女とは大学の同じ学科で、学生番号もわりと近かったのですが、学生の時は授業で一緒になればあいさつをする程度の関係でした。
それこそ50人くらいの小さな学科だったんですけどね。



それが、同じ会社に就職が決まったことで、ぐっと近い存在になりました。
勤務地が違ったので、社内で会うことは少なかったのですが
仕事のことで悩んでいた時は、いつもグチを聞いてくれて。
とくに父親がガンの治療で入院している時や亡くなったあとは、彼女の優しさにとても助けられました。



そんな友人に久しぶりに再会して、
『預人通帳（よじんつうちょう）』という言葉を思い出しました。



これは、OL向けの新聞のコラムに書いてあった言葉です。

「お金は使えば使うほど、預金通帳の金額が減っていくけれども
人とのつながりは、使えば使うほど広がっていく。
預人通帳は増えていく。
お金持ちではなく、人持ちになりたいー。」

そんな内容のコラムでしたが、
１年目にして社会人の壁にぶつかっていた私の心にとても響きました。
そこで、預人通帳を増やすことに考え方を変えてみたら、
働くことがすごくラクになったんですよね。



楽しいことばかりではなかったOL生活を振り返ると、
それでも、先日会った友人含め、一生付き合える友人に出会うことができたので
無駄ではなかったのだな～と改めて思いました。

そして、これからもどんどん預人通帳を増やしていきたいと思います