不定期に刊行されている
『H(エイチ)』という雑誌が好きで、
毎回ではないですが、よく購入します。
特集の内容がおもしろかったり
写真のコンセプトがおもしろかったり。
なにより、取材対象の方の本質を伝えようとする気持ちが文面から感じられるので、私は好きです。
最近は雑誌の気に入った記事は切り取って、PDFデータにして保存したりしているのですが
『H』は場所を取ると思いつつ
雑誌の雰囲気を残したくて
そのままの状態で保管しています。
そんな『H』最新号の特集は
17歳の自分への手紙でした。
とてもステキな特集でした。
私は大学で教育学も学んだりしたのですが、
日本では高校卒業後の進路で人生の方向性がある程度決まってしまうように感じます。
どこに勤めているかより、最終学歴の方がその人を判断する情報として重宝される傾向が強いのかなと。
大人でも子どもでもない
自分が何者かさえ分かっていない時期に
自分の人生を決めかねない選択をしなければならないので、
アメリカでは17歳を
『sweet seventeen』と言ったりするみたいですが、日本ですと
『bitter seventeen』に感じる人が多いのかもしれません。
私もそんな一人でした。
将来なにをやりたいかもわからないのに、
進路について考えなければいけないこととか。
勉強に追われる毎日とか。
ストレスを発散できるほどのお金も持っていないし。
未完成な自分をもてあましていて、17歳は人生で一番つらかったな。。。とずっと思ってました。
でも今回の特集を読んで、
私は17歳の自分にどんな手紙を書くかな~と思った時に
私の中で、つらかった時期ではなくなっていることに気づきました。
17歳の時に悩んでいたこと
感じていたことすべてが
今の自分にたどり着くためには必要なことだったのだと思えたんですよね。
今つらい思いをしている17歳がいたら、いつかsweetな思い出に変わる日がくるから
今感じていることを大切にしてほしい。
そう伝えたいと思いました。