駅前にいるハトたちは
せっせと誰かが落としたスナック菓子を冷たい風に吹かれながら食べている

せっせせっせと

誰に言われるでもなく 生きるために


アスファルトに咲く花たちは
すっすと土から栄養を吸って太陽の陽をいっぱい浴びながら伸びてゆく

すっすっすっすと

誰に言われるでもなく 生きるために


屋根の下で産まれた私たちは
社会という枠の中で優しくも残酷な言葉を交わしながら笑っている

誰に言われるでもない 生きるために


もんもんと生きる意味を考えて
時に生きる意味さえも忘れてカラッポになった心に手をあてる

血が流れている

とくとくとくとくと


命の音
神様だったら聞こえるのかな?

生きる姿
神様だったら平等に見えるのかな?

生きるという事
神様だったら意味を知ってるのかな?

今日も時間は流れる
地球は生きる





$Un passo