通算2回。

観てきました。

圧倒的な映像美に感動して泣く。

初っ端から感動します🥺まじウルウル。

加えてベル役の中村佳穂さんの歌唱力に心が震える。

感動に浸れます。

曲も良いのよね。(キングヌーの方だそうですね!)

正に歌姫という役に相応しい方、中村佳穂さん。

細田守監督ナイス人選!

すばらしいミュージシャンを世に紹介したなぁと
思います。


映画っていうコンテンツにもそういう意味で感動しました。

ストーリーは陰陽がものすごく対比しています。

ベルとして仮想世界Uの中で人気歌手であるが

現実世界では幼い時のトラウマに10数年苦しむ女子高生の鈴。

お母さんを川の水難事故で亡くした事をキッカケに

お母さんとの思い出である歌う事が

トラウマにより出来なくなる鈴。

同級生に無理矢理カラオケで歌ってと言われた事で

その場を逃げ出して、家路の橋で嘔吐するシーン。

辛いわ。

1回目見た時はそのシーンが無理すぎました。

しかも鈴の事情が分かりにくく、なぜそこまで?と
疑問が多かったです。

私、あんまり察しが良くないかも。

なので、Uの世界でベルとしてのシーンは楽しいけど

鈴の時は突然、精神的に参ったりするので

分からなくてイライラしました。

2回目は事情は分からずとも鈴はそうなると
知ってるのでかなり落ち着いて観れました。

分からなくても鈴にとっては苦しい事なんだと。

鈴はそのトラウマゆえ、
父との関係もギクシャクしています。

お父さんにつらく当たります。

気持ちは分かるけど、やめてあげてほしい。
たった2人の家族なのに。

みたいな。

鈴はかなり病みを抱えています。

Uでは個人の深層部分までもAsというキャラクターに
投影されるので
鈴の隠された才能的な部分がベルによって
体現され、Uでの凄まじい人気に繋がります。

これは現実世界では出来ない事も
Uでは出来るになります。

どんなテクノロジーなの?!てくらいすごいし、
私もUに入りたいです。

隠された私の才能見たい笑

鈴がとにかく印象的でした。

鈴ともう1人、心に深い傷を持つ竜との
出会いによって、両者が救われます。

ストーリーは、正直なところよく分からない
というのが最初の感想でした。

この映画が外国で受賞したのを知っていたので
精神的問題を扱うことで
細田守監督は外国に向けてアピールしたのかと邪推。

こういう設定、欧米で受けるよなと思いました。

加えてUのベル、本当に歌シーンが歌うまいし
Uの世界観は日本ならでは
細田守監督ならではで圧巻の美しさです。

美しいと言う言葉がピッタリです。

話に興味なくても映像だけ楽しむ事も可能です。

だから外国向けにした感じがありました。

サマーウォーズの時は、日本感しかなかった。

あのときから10年が経つと言われると
なんか感慨深いです。

オズっていう同じ仮想世界ではダメだったのかな。

その方が気持ち盛り上がるな〜。

なんてサマーウォーズにも浸ってました笑

そんな感じです。

YouTubeで賛否両論のこの作品、
なんならみんな否なご意見なんだけど

やっぱ最後のシーンが私も否です。
ストーリーが微妙でした。

というのも、
最後、現実世界でお父さんに虐待を受ける竜/恵と知を
助ける為に鈴が1人で東京に行くっていうの

いや、無理ありすぎる。

非現実的すぎて萎えたー。

田舎の山奥に住む高校生が

初めて行く大都会東京でそんなすぐ場所わかるかー!

ていう。

沢山の大人がいて、なんで鈴1人行かすねんって
ストーリーの不自然さに萎えた。

子どもが子どもを一人で助けにいくって。。

結局、虐待父と睨み合って対面して

父が勝手に引き下がったけど。

虐待する人間の心の弱さみたいなのは伝わったけど

あれで良かった、ハッピーエンド!

とは思えなかったなー。

きちんと大人が対処すべき。

鈴は子どもなので、虐待現場を特定したのはお手柄。

でもその後は大人が社会システム的に子ども達を
安全な所まで持ってくっていうのが観たかった。

大人について鈴がいるならOK

最後はご都合主義すぎた。

ストーリーの要の部分の説明が不十分なのが

みんな不満なんだね。

観てる時、訳が分からなくてイライラするんだよね。

でも映画館で観る価値ありです。

圧倒的な映像美と楽曲。

ぜひ体感してほしいな。