GENさんと、ABEさんと、SAMさんのバンド。
だからGAS。
それぞれにも色々なところで演奏している方たちなので、
すっかり知っているつもりになっていたのだけれど、
GASとしてのライブを見るのは、実は初めてだった。
10代の頃から中州で演奏していた彼らは、
十分に大人で十分にプロなんだけれど、
でも何だろう、この感じ。
変にこなれていなくて、
変に丸くなっていなくて、
そう、疾走感があるのだ。
ミュージシャンとして大事なものって、
胸の、この辺に、ぐっとくる何か熱い塊のような感じのね、
とがったものはとがったままで、
足りないものは足りないままで、
どこかいびつで、青臭いものなんじゃないかって思ったりする。
そんなことを思い出させてくれるGASのライブでした。
クラプトン大好きなGENさんは、武道館の初日を見てきたと、
ステージでのクラプトンの様子を輝く少年の瞳で話してくれました。