本日の選択・・・FIONA APPLE | ぽれっとLibrary

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日々徒然心のままに、音楽と、バンドと、本のことなどなどなど。。。

Fiona Apple
Extraordinary Machine

ある日CDショップで流れていた音楽に、妙に惹かれた。
天井にたくさん並んでいるモニターに、このジャケットが並んでた。

「何?誰?」

店内をうろついていると、大きな手書きのカードが。
「フィオナ・アップル待望のニュー・アルバムリリース!!」
この「エクストライオーディナリー・マシーン 」は、
5年ぶりの3枚目のアルバムだという。

でもまぁ、この時まで“何となく名前は聞いたことあるけれど…”程度だったのだから、「待望の」と言われても困っちゃうのだけどね。

ただ、聴こえてくる音(声)に妙に惹かれて、初めてCDを手に取った。
しかし私が買ったのは、結局こちら。
へそ曲がりなのだ。

Fiona Apple
When The Pawn...

新作(3枚目)ももちろん聴きたかったのだけど、
どうも気になるこの2枚目の、邦題「真実」というアルバム。

原題は、
WHEN THE PAWN HITS THE CONFLICTS
HE THINKS LIKE A KING
WHAT HE KNOWS THROWS THE BLOWS
WHEN HE GOES TO THE FIGHT
AND HE'LL WIN THE WHOLE THING
'FORE HE ENTERS THE RING
THERE'S NO BODY TO BATTER
WHEN YOUR MIND IS YOUR MIGHT
SO WHEN YOU GO SOLO,
YOU HOLD YOUR OWN HAND
AND REMEMBER THAT DEPTH IS THE GREATEST OF HEIGHTS
AND IF YOU KNOW WHERE YOU STAND,
THEN YOU KNOW WHERE TO LAND
AND IF FALL IT WON'T MATTER,
CUZ YOU'LL KNOW THAT YOU'RE RIGHT

ここまで。(タイプミスあっても、見逃してね。)

簡単なタイトルでも覚えない私に、これはもう拷問のようなタイトル。
と言いながら、そんなこと殆ど気にせず聴くんだけど。

しかも、帯には
私は音楽。ジャンルはフィオナ・アップル。今、解放される天才。
なんて書いてある。
この年になると、そういう強気な姿勢が可愛く感じるんだよなぁ。

フィオナ・アップルという人は、いろいろ複雑なものを抱えた人らしい。
でもそれも、私にとってはあまり深い意味ではない。

ただ、キリキリとした声や音に、私の中の何かが反応するのだ。

◆  ◆  ◆

この長い長いタイトルは、90語からなる一編の詩。
ライブ時しばしば彼女が暗唱していたものである。

【訳】
戦場に赴く歩兵は 王様のように考えるの
戦いの中では 知識こそがとどめをさせるから
そして彼はリングに上がらずとも すでに勝利を手に入れているわ
知性を武器にしたとき 叩きのめす相手など存在しないのだから
だから独りで歩き出すときには 自分を信じて
自分を深めることだけが、頂上へと導いてくれるのだと覚えていなさい
そして自分がどこに立っているかをわかっていれば
どこに向かえばいいのかもわかるはず
もしも途中でつまずいたとしても、大したことじゃない
だってあなたの中にこそ“真実”はあるのだから

                            (日本版CD解説より)
◆  ◆  ◆

一番上のジャケット写真が何なのか、いまだにわからない。