癒着胎盤
前回の続きです。胎盤が癒着して出てこなかったので総合病院に緊急搬送されました。主人に電話して、産院ではなく搬送先の病院に行ってもらうよう伝えました。一緒に救急車に乗った院長先生がまた主人に電話して事情を説明してくれました。止血のため、お腹を先生がぎゅー!!っと押さえていたので発狂するような悶絶する痛みが搬送中ずーっと襲ってきました。間違いなく人生で一番痛い経験でした。「痛いよ~!!」と子供のように泣き叫びながら15分くらいでしょうか、搬送されていきました。救急車に乗り込む前、死が頭をよぎりました。どうせなら臨時体験とかできたらいいのに、でも起きた時体が相当大変だろうなど、頭の中でのんきに考えていましたが搬送中はお腹の痛みでそれどころではありませんでした。病院に到着すると主人が先について待っていました。後で聞くと、私の顔は青ざめ、おばあちゃんみたいだったとのこと。やはり、主人も死を考えたそうでした。寒くてガタガタと体が震えました。尋常じゃない震えです。次第に意識が遠のき眠くなりました。すると、救急の医師や看護婦さんたちが私の名前を呼び、「大丈夫ですか?!!」と何度も何度も私を起こします。まるで雪山登山で遭難し、眠ると凍結して死んでしまう、そんな感じでした。何やらいろんな部屋にガラガラとベッドで搬送されて救急室で止血のオペになりました。手足のあちこちから針がささり、輸血されました。「痛い!」と叫びました。医師の方々がそれぞれ名前を名乗り、私が責任を持って処置にあたりますとかこれこれこんな手術をしますとか説明してくれました。とっても賢そうな先生達が頼もしくかっこよくて本当に感謝しかありませんでした。放射線科の医師二人が私の手術をしてくれました。子宮の動脈に綿のようなものをつめて止血していきました。子宮は温存されました。カテーテルが入り、私の体は固定されて終了。夜中の3時頃になっていました。大変なことになっちゃったな。そんな思いと、命をとりとめた感謝と医師やスタッフの皆さんへの敬意体を動かせない不自由さと不安を感じました。少しして集中治療室に移されると主人がいてほっとしました。「災難だったね。」と言われ「ほんとだよ。」と私。翌日には一般病棟の広めの部屋に移り、そこでまた悶絶する痛みに「痛い!!!!」と叫びながら処置を受けました。ブスっとお腹に注射もされたような。とにかく、え~!というかなり大胆な処置を麻酔なしにされて気絶しそうになり、体中汗だくになりました。病棟の看護師さんは汗をぬぐうことはしてくれず、見かねた主人が「汗拭いていいですか?」と言って拭いてくれました。痛かったですが、ひとまずそれでだいたいの胎盤は取れたようで順調に回復していきました。またすぐに普通の病棟に移り出産して二日後に、産院から主人が赤ちゃんを連れてきてくれて一緒に過ごすことになりました。娘が元気そうでほっとしました。私の両手に点滴の針がささっていて、授乳もおむつがえも容易ではないので正直もう少し産院にいてほしいと思いました。もう、普通の産婦さん扱いなので、容赦なく自分でやるよう言われます。眠りたいし体が疲れていたのでしばらく夜間は赤ちゃんのお世話をお願いしましたが「え、なんで?」と嫌そうにする看護師さんと「わかりました~!」と快諾してくれる人と対応がそれぞれ分かれました。なんで?自分で見れない?と言われるとすごく罪悪感を感じました。毎日違う看護師さんや助産師さんが担当するのでそのたびに夜はお世話をお願いしたいといちいちお願いしなければならずそれがこの入院中一番のストレスで、両手の点滴の針と管が取れて最後3日間くらいは諦めて娘と夜を一緒に過ごしました。産科病棟の看護師さんたちはいつもとっても忙しそうで何か不明点を聞いても、ちょっと待ってくださいね!と言って二度と戻ってこず教えてくれない、ナースセンターに電話しても「ちょっと待ってくださいね」のあとそのままほったらかし。そんなことがよくありました。かゆいところに手が届かない、微妙に不自由でそれでいて急に部屋に入ってくるのでプライバシーは皆無の日々でした。二度と行きたくない病院となりました。本当だったら今頃、産院で美味しいごはんを食べて、エステを受けるはずだったのになと寂しく思い、早く帰りたいと思いました。そんなこんなで、10日間入院し、無事令和元年5月1日に退院することができました。今になって思うのは癒着胎盤だったから妊娠中もずっとおへそがひきつれるような変な違和感があったり、お腹がやたら重く感じたのかもしれないということです。妊娠したくて卵やたんぱく質をやたらと摂っていたのがいけなかったのだろうか、そしたら、このブログやいろんな妊娠希望の人に卵!たんぱく質!と摂取を勧めていたけど癒着胎盤と関係があるなら、いけないアドバイスをしてしまった、と思います。癒着胎盤の理由は本当のところわかりません。。高齢出産だったこと、不妊治療したことなどが関係しているのか。このブログをもし見てくれる人がいて、妊娠を希望されていましたらその方が簡単にすぐ妊娠し、良好な妊娠経過をたどり安産で出産されますように!!!いろいろありましたが私の人生最後の妊娠・出産は終わり今では私の体もすっかり回復、娘も元気にすくすく育っています。ということで、このブログはこれで終わりにしますありがとうございました