常連様のKさんからご紹介で「肺がん+リュウマチ」と言うクライアントさんが来られました。
トレガー・アプローチ的に何が出来るかなぁ~⁈とセッションへ。
マッサージテーブルへ仰向けに寝てもらい、頭の下にそ~っと手を滑り込ませ、頭の重さを感じてみる。
僕の手がリラックスすると共にその頭もどんどん重さを預けてくれ、首がどんどん伸びて行く。
僕がそう感じた事をクライアントさんへ伝えると、クライアントさんも同じようなことを感じている。
関節だけでなく、筋肉にも痛みがあるようなので、あまり大きな動きは出来なさそう。
とりあえず出来るのは、この「重さを感じる」(トレガー・アプローチ的には「重さを量る」)かな。
頭の下の手を肩の下へ移動して、また重さを感じてみる。
今度は手のひらの中で筋肉がピクピクし出した。
普段の癖か?痛みに耐えるためか?緊張していた筋肉が手のひらの中で「緊張と弛緩」の間を行ったり来たりしている感じ。
痛みに対する恐怖に対抗する為の緊張なのか?それを手放すか否か?の間で綱引きしている感じだった。
上半身はそれで終える。
脚についても重さを量る事から始める。
手の中で重さを感じると共に脚が伸びて行く。
そろそろかな⁈というタイミングで、ほんの僅かだけ足先から揺らしてみる。
小さな揺れでも頭の先まで伝わって行く。
その頃から寝息も聞こえきた。
今日はこれでいいかな(^.^)という感じ。
これ以上は「何かをする」になってしまいそうだなと思いセッションは終了。
ここまではいい流れだった。
しかし、クライアントさんが目覚め、起き上がった途端に自らの心地よい感覚を味わう前に身体の痛みを探り出してしまった(・・;)
痛みにフォーカスし出した時から身体は元の状態へ戻り始める(^◇^;)
まあこんな事もあるさ。
最後に気になったのは、どうもクライアントさんの深部体温が低いらしいと言う事。
深部体温が低いと免疫力が低かったり、ガンなどになりやすいと聞いたことがある。
なんとなく徒然に。