シャルル・ド・ゴール空港で全力疾走。滑り込みトランジット | lala-l-art-de-vivreのブログ

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忙しい日常からひと時離れて、ひたすら街歩きを楽しんだり、たっぷり音楽に浸ったり。
私の大好きな旅の日記です。

帰路は、ポルトからシャルル・ド・ゴール空港乗り継ぎで羽田へ。往路と同じような優雅な旅を期待していたのですが・・・。

はじめて訪れたポルトの空港はとてもこじんまりした、でも綺麗に整った空港でした。


 

余裕をもって空港に到着したものの、出発予定時刻の2時間前になっても、チェックインカウンターが開かず…。ちょっとイヤな予感を感じつつ待っていたら、1時間半前位にようやくオープン。その頃には長蛇の列で、Priorityレーンと思しき列とそれ以外の人々が入り乱れて、もうカオス。こういう時は、言ったもの勝ち(というか、言わないと何も始まらない)ので、「Priorityですー!」とアピールしながら、人混みを掻き分けて荷物をチェックインしたのでした。

その時に係の方に聞いたのは、「40分の遅延が見込まれる」との情報でした。イヤな予感が的中してしまったけれど、40分程度であればトランジットは間に合うだろう!と計算したのでした。そして、早々に手荷物チェックへ。ここでもPriorityレーンが存在しないという、珍しい空港でした。

その後は、出発までの時間を過ごすために、階上のラウンジへ向かいました。すると、ラウンジに入るために長蛇の列が出来ているのです。この空港にはラウンジが1つしかないので、全ての航空会社がここを使っているらしく、満員のため、一人出たら一人入れるというすごい状況になっていました。1時間待ち!?という衝撃情報を耳にして、早々に退散。仕方なくカフェで待ち時間を過ごしました。Priorityレーンも無ければラウンジにも入れないとは・・・ビジネスクラスのメリットは何処に??

↓写真の階上部分がラウンジ。かなり簡素な作りです。



その後、やっと搭乗。この時点で既に遅れは40分ではなく60分。全員の搭乗が終わり、安心したのも束の間。CAさんが何度も人数チェックをしては、「人数が足りない・・・」とブツブツ言っているのです。心の中で、「いいから出発してー!」と叫びたい気持ちを抑えつつ待っていたら、CA さんと地上職員が集まって打ち合わせスタート。そしてようやく「仕方ない、出発!」となったのでした。その後も、滑走路の空きを待ってから・・・ということで、結局最初の予定から1時間30分ほど遅れての出発となりました。

さあ、そうなると乗り継ぎにリスク発生です。今回の乗り継ぎはもともと2時間半の予定だったので、それが約1時間しかない!結局、パリへの到着予定時刻が、乗り継ぎ便の搭乗開始時刻とほぼ同時になってしまったのです。。。飛行中、CAさんに間に合いそうか尋ねてみると、’’ 乗り継ぎ便に間に合わなくなりそうな乗客のリスト’’を取り出し、私の便をチェックした上で「ギリギリだけど間に合う可能性はあるから、到着したら、ターミナル2EのゲートLにとにかく急いで向かって!」との事。仕方ないので、私を一番最初に降ろしてもらう事を約束。こういう時は、言ったもの勝ちです。

そして着陸後、シートベルトサインが消えると同時に立ち上がり、ターミナル2Fから2Eに全力疾走で駆け抜けました。
ヨーロッパからの出国なのでパスポートコントロールを通る必要がありますが、周囲の人々に「乗り遅れそうだから先に行かせてくださいー!」と大声で伝えて道を譲ってもらい、なんとかゲートLに最速で到着。既に搭乗が始まっていましたが、なんとかギリギリ間に合いました。
長年の外資系企業勤務のお陰で、「困った時は、盛大にアピールして何とか解決する」という図々しさが身についてしまった自分自身にニヤリとしながら、羽田便に乗り込んだのでした。

いやいや、全力疾走の後のシャンパンは、体に染み渡りました…。