12 除夜の鐘に想う
年の瀬を迎えると、ご家庭では大掃除をいたしますが、たとえ一日一日の埃はわずかであっても一年間掃除しなかった部屋の隅などは手がつけられないほど埃まみれになっているのに驚かされます。これと同じで、私たち人間の生活には、煩悩という塵が積もっています。もしもこの塵をそのままにしておきますと、まさに煩悩まみれになって、正しい判断も出来なくなり、ひいては幸せを得ることも叶わなくなってしまいます。この心の塵を清めるために出来ることは何かというと、それは懺悔することに尽きます。まことの懺悔の一念ほど強いものはなく、過去や現在がどうあれ、懺悔の心さえあれば、未来は明るいものに変わります。今年も積もりに積もった煩悩を払え払えと除夜の鐘が鳴り響きます。大雪 旧暦11の正節で、新暦1207日か08日頃。雪の多い極寒に入る。冬至 旧暦11の中気で、新暦1221日か22日頃。北半球では昼が一年中で一番短くなる。