陶芸作家のYulicoです。
プロのカメラマンさんにお願いして撮影して貰った個展会場と
個展作品をブログ掲載用に小さく編集してみました。
タイトル 「 規則にさえ従っていれば 幸せになれるって 聞いたんです 」
↑これは今年のアジア彫刻展で優秀賞を頂いた作品の色違い作品です。
黒羊の群れで構成されています。
ちなみにアジア彫刻展の時のタイトルは
「ルールさえ守っていれば 幸せになれるって 聞いたんです 」
です。
こっちの時は白羊の群れで構成されていて、
タイトルも見た目も少々優しい雰囲気です。
タイトル 「羊見本帳」
この作品は、私が作り続けている羊シリーズの中から
特によく焼けている表現の12種類を選抜して壁掛け作品にしたものです。
黒沼土、赤土、信楽土、紅泥、黒御影、半磁器、景徳鎮土、
などなどを使用しています。
上記の作品は選抜12種類ですが、会場には50種類以上の羊を
展示していました。
羊の毛の部分は釉薬を調合して表現してます。
炭酸カルシウムなんかが多い調合ですね。
釉薬の種類はだいたい約70種類ほどを調合し、
その中から良さそうな物を使用してます。
焼き物の釉薬は胎の素地粘土の種類によって
表情がまったく変わってきますので、
それぞれの粘土でテスト制作をします。
数式にすると
粘土 約5種類 × 釉薬 約70種 = 約350
という感じです。
そんなわけで、羊の質感表現は
350種類ぐらいの中から選んでます。
↑これは一種類の羊を並べて、
壁掛け作品にしたものです。
羊を正面から見る角度でお写真を取られる方が多かったですね。
↑こちらが個展の全体図 であり、
5000匹の羊からなる大型作品の全体図です。
キングサイズベッドより大きいかな?
ぐらいの大きさです。
タイトル 「ぼくたちはどうしてこんなに一人ぼっちなんだろう」
どんなに人口が増えても、「人が多い」というだけでは
逆に肥大する孤独感をテーマにした作品です。
といっても、ネガディブなコンセプトの作品ではありません。
ちゃんとしたコンペに出すときは硬い文章で製作意図を文章化してますが、
ここはブログなので、 軽く柔らかく製作意図をまとめますと下記のようになります。
「人口が67億人に達して地球は人でいっぱい。
でも人が多いことで心の孤独は埋まらない。
どうすればいいんだろう?
まぁ、悲観しなくても、これだけたくさんの人がいるのだから、
きっとどこかに気の会う人がみつかるよね。
人がたくさんいれば、自分の苦手な分野の才能を持った人もいるだろうし。
もしかしたら優秀な科学者がもっと生活を便利にしてくれる発明をするかもしれないし、
もしかしたら新しく大文豪が産まれて新しい面白い小説が読めるかもしれないし、
もしかしたら、今まで考えたこともないぐらい大好きになれる人が見つかるかもしれない。
それって、結構素敵なことかもしれない」
・・・・という、コンセプトの作品です。
美術玄人向け発表のときは
上記文をもうちょっと硬く書いた文章の最後に、
「多様な社会問題と希望を内包する人口過密な人間群像劇を、羊を用いて表現した。」
と、書き足してあります。
まぁ、こんな感じの個展でした。
個展は初体験でしたが、非常に非常に刺激的で楽しい体験でした!!
また是非開催したいと思います。
本個展について助けてくださった皆様、
暑い中来てくださった皆様、
重ねまして、重ねまして御礼申し上げます!!
ありがとうございました!


















