1.Golden State Warriors
一昨季は王朝から一転、最下位に終わったチームだが昨季はプレーイン・トーナメントで敗退するもウエスト8位と復活の兆しを見せた。今季はケガで全休が続いたクレイ・トンプソンの復帰、優勝メンバーの一員で若手のメンターとしても期待出来るイグダラの再加入と明るい話題が多い。何より1位に推したのは3&Dで活躍できるオッド・ポーターJrの加入とジョーダン・プールの成長が著しいからだ。そして2年目を迎えるワイズマンが計算出来るまでに成長すれば言うことなし。
王朝復権はそこまで来ている。
2.Utah Jazz
リーグ4位のオフェンスにリーグ3位の失点と安定した成績を残し、昨季はウエスト1位を死守。コンリー、ミッチェル、ボグダノ、オニール、ゴベアのスターターにベンチからクラークソン、イングルスと今季も安定した力が望める。そのメンバー以外が小粒だった印象があったが経験豊富なゲイやホワイトサイド、計算できそうなパスカルの加入で選手層にも厚みが増した。今季はファイナル進出を狙うのみ。
3.Phoenix Suns
昨季はクリス・ポールの加入で一気にチームが躍動し、ファイナル進出まで達成したサンズ。ブッカーの得点力はもちろんのこと、エイトンもビッグマンとして頭角を現し、ブリッジス、キャメロン・ジョンソンの若手の成長も見込める。プレーオフでブレイクしたペインが勢いそのままに活躍してくれれば今季も優勝戦線に加わってもおかしくない。昨季のファイナル進出がマグレだと言わせないために今季は優勝を狙う。
4.Los Angeles Lakers
レイカーズファンですから、そりゃあ1位に推したいですよ、僕は。12月に37歳になるレブロンとADがいる以上、若手の成長なんか待てずに優勝狙いに行くしかない現状も分かります、はい。でも流石にこれはやりすぎでしょう。ラス(32歳)、メロ(37歳)、ハワード(35歳)、ロンド(35歳)、アリーザ(36歳)・・・デアンドレ・ジョーダンも加入。何も言えねー。全盛期を過ぎたスターを集めて同窓会でもするつもりですか?4〜5年前ならそりゃあ最強ですよ。このリーグの主流がスリー全盛期の昨今に安定して頼れるシューターがエリントンぐらいでしょ。何ならラスとレブロンが共存する絵が全く浮かばない。プレシーズンも全敗と聞いておりますが、そりゃそうでしょうって感じです。ペースが速い試合展開にディフェンスフットワークもこの年寄り軍団が付いていけるか心配です。
正直、本当はもっと下の6位〜8位ぐらいを予想してます。そこはファンとして最大限の上位予想にしたって感じです。不満たらたらですが、もちろん今季もレイカーズ推しで行きます。何だかんだでやっぱりレブロンとメロの共演はずっと見ていたいですからね。
良い意味で僕の予想を裏切って欲しいなぁ〜。
5.Denver Nuggets
昨季MVPに選出されたヨキッチ。センターとしては稀有なパスセンスを持ち、現役最強センターと言っても過言ではない。彼の成長と共にナゲッツの成績が安定していることからも彼がどれだけ重要な選手かが窺える。アウトサイドのエースのマレーが出遅れるのが気がかりだが、その間にポーターJrがエースとして覚醒するかは見どころだ。ベテランのミルサップが抜けた穴はジェフ・グリーンで充分。ヨキッチがいる限り今季もプレーオフは安泰だろう。
6.Los Angeles Clippers
エースのカワイ・レナードが昨季痛めた前十字靭帯の損傷により復帰時期が未定(全休の可能性あり)とクリッパーズには暗雲が立ち込めている。元々、モリスやイバカと実力者揃いなので昨プレーオフで見せたように、カワイなしでもある程度闘えることは証明された。プレーオフでプチブレイクしたレジジャクにテレンス・マンもさらなる活躍を期待出来る。ポール・ジョージがどれだけチームを引っ張れるか。カワイの離脱と、ビバリーの放出でディフェンス面では不安が残る。
7.Dallas Mavericks
若干22歳ながら既にMVP級のスタッツを残しているルカ・ドンチッチ。全てのプレーが彼から始まり、ボールポゼッションが長いのは否めない。それを新指揮官のジェイソン・キッドがどうプレーメイクさせるかも注目の的だ。ポルジンギス、ハーダウェイJrはある程度計算出来るが、ルカに続く第2のエースとしては小粒か。彼らの奮起に期待しつつ、得点面で新たなサポーティングキャストが頭角を現してくれればルカの負担も減るだろう。チームを躍進に導くことが出来ればドンチッチのMVPも見えてくる。
8.Portland Trail Blazers
ステフィン・カリーのディープスリーをさらなる遠い距離からのショットを自分の物にしたリラード。年々シュートレンジを拡げている気もするが、優勝からもさらに遠ざかっている気さえする。マッカラムとのバックコートコンビはリーグ有数。しかしチームが弱いわけではないがこれといって強いというイメージがないのも事実。今季も大きな加入はラリー・ナンスと新HCのビラップスぐらいで昨季よりも戦力アップしたかは微妙。今季はウォーリアーズが順位を上げることが予想され、プレーオフが当面の目標か。
9.Memphis Grizzlies
ルーキーシーズンからのインパクトのままエースの座を不動にしたモラント。昨季はプレーイントーナメントで見事にウォーリアーズに勝利しモラント初のプレーオフ出場を決めた。モラントの成長と共にチームも成績を伸ばしてきてること、主力が若手主体ということを考えると今季もさらなる飛躍を期待できる。当面の目標はプレーオフ進出だが、鍵はジャクソンJrの完全復調だ。
10.New Orleans Pelicans
ザイオン、イングラムと実力ある若手を揃えている割にはチームがまとまらず毎年プレーオフを逃しているイメージのペリカンズ。オフェンス力は問題ないが、特にディフェンス面の悪さが懸念される。また、ブレッドソー、ロンゾ・ボールを放出しバックコート陣が手薄になった印象。プレーメイカー不足も気になる点だ。ディフェンスに定評のあるグリーンHCだが、今季もプレーオフ不出場で終わるのではないか。せめてプレーイントーナメント争いには加わりたい。
11.San Antonio Spurs
23年振りにプレーオフ進出を逃した。昨季途中にオルドリッジ、オフにはデローザン、ミルズ、ゲイとここ数年を支えたベテラン勢を全て放出し、完全な若返りに路線に変更。当面はマレーを中心としたチーム作りだが名将ポポビッチの下、スパーズらしいチームバスケでドアマット化することはないだろう。選手の育成には定評のあるスパーズだけに今季新たにブレイクする選手が出てくるかも。何だかんだで目が離せないチームだ。
12.Sacramento Kings
もはやオールスターに選出されていいフォックスを中心に才能ある若手も台頭してきた。バーンズやヒールドの中堅がそれらを支えている。
オフェンス面は問題ないが、リーグ28位の平均失点を改善しなければプレーオフ進出はまだまだ。ベテランのトンプソンの加入は若手のメンターというメンバーでもプラスに働くだろう。去年も書いたと思うが、僕の中でHCとしては評価が低いウォルトン。彼をまず替えない限りは昨季同様の成績に終わると予想する。
13.Minnesota Timberwolves
いろんなスターデュオがいる中で、ラッセル&タウンズというネームバリューの脅威さはさほど感じない。2人とも実力は折り紙付きたが仲が良いだけではチームは強くならない。今季もエドワーズが活躍をみせるようであれば、個人的には彼を中心にチーム作りする方向に舵を切っても良いのではと思っている。ラッセル&タウンズは健康体を維持プレーして、まずは2人でチームを勝たせることが出来ることを証明しなければいけないだろう。2人にとっても勝負のシーズンとなる。
14.Oklahoma City Thunder
今季もギリシャス・アレキサンダーを中心に若手の成長を見守るシーズンになりそう。ドラフト権はたくさん持っているのでこれからも有望な若手には事欠かない。個人的に注目なのはディフェンス面では既に地位を確立してるドートのオフェンス面での成長と線が細すぎて試合で見る度にNBAでやっていけるか心配になる2年目のポクシェフスキー。特にポクシェフスキーは逸材の気がしてならない(個人の感想です)。親心の気持ちで彼を見守っていきたい。
15.Houston Rockets
昨季途中にハーデンを放出し、東のマジック同様、こちらも本格的な再建に入った。ジョン・ウォールは在籍するも放出が濃厚だ。ただウッドやケビン・ポーターJr.、ドラフト2位指名のジェイレン・グリーンなど有望な若手も多く、将来が楽しみなチームでもある。先ずは25勝を目標に新シーズンに臨みたい。
と、まぁ〜僕の予想はこんな感じでした。