今日は七夕祭り最終日。
気合いをいれて浴衣でいく友達と3人で。
私は、黒い浴衣に赤い帯。髪形はみつあみカチューシャで女の子っぽく。帯には金魚のピンをつけた。ピンクでちっちゃな鈴がついている。女の子同士でこんなに気合いをいれるのはなんだか悲しい…彼氏とのデートのときに気合いをいれたいものだ…友達もみんな同じことを考えてるだろうというか、言っていた。
まずはプリクラ。3人でとったが400円なのでジャンケン。ま、私が負けたんだけどw
自分的にはいい感じに撮れた♪
カラオケにも行って、みんなで熱唱!暴露大会もついでにw(実はこっちがメインだったりww)最後の方は恋話になっていた。
メインの七夕祭りをまわっているとき、ふと帯をみた。
「ない…」「ど~したの?」「金魚のピン」「あれ、気に入ってたぽいもんね」「探してみる?」「無理だと思う…」
こんなに人がいるのに見つかる訳がない。今日はついてない…
「ま、気をとりなおそうよ!」「屋台でそれに似てるのみつかるかもよ!」「うん。そうかもね!」
明るく振る舞ったが、やっぱり落ち込んでしまう。
別に、特別な人からもらった訳ではない。まして、高額だった訳でもない。
気に入ってたから
ただそれだけ。考えながら、林檎飴を買ったり、焼きそばを買ったりした。
ぼ~っと考えながら七夕が終わった。
家に帰って浴衣から着替え、外をぼんやり眺めていた。すると、家の前に男の人がいた。…見覚えがある顔…クラスの男子だった。
その人は3分くらいしたら帰っていった。…何しに来たんだ?と思いながらベットに寝そべる。
別にさっきの男子の事が好きって訳ではない。他に好きな人がいるから、別に好きになるって事はないだろう。
あれこれ考えているうちに眠ってしまっていた。
次の日、だるそうに学校に向かった。6時間の日なので、いつも以上にだるくなってしまう。
教室に行く。いつもと変わらない。当たり前だけど…長い…と感じなからやっと6時間目。学活。
何をするか聞いてなかった…ので誰かに聞こうとしたとき、好きな人がきた。
「今何する時間か分かる?」「席替えだってよ」「そっか…」「くじ作ってるからかなり時間かかると思う」「席替えね~…」「ん?その持ってるやつって何?」「これ?昨日撮ったプリだけど…」彼は私が持っていたプリをひょいっと取った。
「これ、お前?」「そうだけど…」「ふーん…」
何も言わず、プリクラを私の所に戻し、特に何も言わず、男子の輪に入っていった。
期待してしまった自分が恥ずかしい。
「かわいい」「似合ってる」とか、そういっていれるかと一瞬…いや、ずっと思っていたかもしれない。
席替えが終わり、隣はあの好きな人。いつもだったら喜ぶだろう。今も内心喜んでる。でも、表情にでるほど喜んでいない。さっきの事があったからだろう。
自分で勝手に期待しただけなのに。
「隣よろしく」「うん」「元気ないけどどうした?」「別に…」「そうか…あっ!…」「どうしたの?」「これ、お前の?」
差し出した手には、あの金魚のピンがあった。
「あっ…私の」「やっぱ、そう思った」「なんで…?」「あいつが持ってた」「あいつ…?」
昨日いたクラスの男子…が拾ったらしい。
「あいつが、誰のかわからないからやるって言われた」
なんで…?昨日私の家の前にいたのに?
「どうした?」「ちょっと待って」
「ん?どうした?」「昨日私の家の前にいなかった?」「!いたけど…」「なんで、違う人に渡したの?」「後でわかるよ」「は?」掃除の時間、さっき言っていた言葉の事を考えながらほうきを掃いていた。
『後でわかるよ』
…後で、なぜ私に渡さなかったのかがわかる。
「何考えてんの?」「別に…ってわぁっ!!」「?驚くことしたか?」「いきなり話かけてきたら、誰でも驚くでしょ!?」「そんなに驚かなくてもいいじゃん。さては、オレの事を考えてた?w」「そんなわけないじゃん!!」「そんなにはっきり言われると、落ち込む…」「ごめん、ごめん」「あ、まだピン返してなかったな」「そうだったね」「ほら」「ありがとう」「「…」」「なんで返してくれないの?」「その前に言いたい事がある」「ん?何?」「好きだ」「え?金魚のピンが?」「なんでそうなるんだよ!!」「は?じゃあなんのこと?」「お前に決まってんだろ」「……」「その…付き合ってほしい」「…」「駄目か?」「…」「どうした?」「…と」「は?」「本当?」「本当に決まってるだろ!嘘ついてどうする!!」
「私も好きだよ」「マジで…?」「マジに決まってんじゃん!!」「彼氏としてこれからはよろしく♪」「こちらこそ、彼女としてよろしく♪」
ピンを返してもらった。私のピンの金魚は、気のせいか赤みがかったピンク色だった。
おまけ
「どうだった?」「ありがとう!おまえがオレにピンくれたおかげだわ!!」
ww
お楽しみに
こっちの話です