続きです。


先ほど書いたように、彼は2つの相反する思いに追い詰められ、悪化しているようでした。
頑張って突き放してはみるものの、結果的に私に絆されてしまう現状は、ただ悪戯にお互いの心をすり減らすだけ。
それを彼もわかっているようで、その自己嫌悪でさらに悪化していきました。

私はずっと、わかっているならもう突き放すのはやめろと。
素直にそばにいてと言えばいいだけだ、と言い続けてきました。
しかしそれが難しいのが、アスペルガーという病気なのでしょうか?
半年以上、その毎日を繰り返しましたが、希望はなにも見えませんでした。


そして、私が自律神経失調症を発症してからは、本当に地獄のような日々でした。

私を守ろうとしてくれる「本来の彼」は、
悩み事はぜんぶ話してくれ。
病気も一緒に治そう。
絶対に力になるから。
と、悩む私に言ってくれました。

しかしもちろん今の彼に、他の誰かを助ける余裕なんてないのです。
「本来の彼」の言葉を信じて悩みを話してみれば、結果は
イライラする、消えろ、黙れ。
俺には関係ない、どうでもいいから。
病んでるお前はいらない、バイバイ。
こんな言葉しか、返ってきたことはありませんでした。

それでも他の友人(もちろん女性です)などに話したら、嫉妬した彼にひどい暴力を受けます。
だから私は毎日、罵られるのが最初からわかっていて話さなければならないという、自分を傷付ける道しか選ぶことができませんでした。



そして、今日。
やっぱり普通に歩くことさえできなくて、彼の声を聞いて安心したくて。
もし手があいていたら電話できないか、と尋ねました。
答えは変わらず「知らねぇよ。俺はしたくないから」でした。

予想していたので、もうそれほど傷付きもしませんでした。
ただ自分の気持ちを整理するため、Twitterに愚痴をこぼしました。
そしたら、どうやらそれを見たようなのですが、いったい何を思ったのか、数時間後にきたメッセージは

「死ね」

ただ、このひとことでした。
今まで彼がどれほど病んでも、この言葉だけは、1度も言われたことがありませんでした。
だからそれを見て、私は彼が、もう今まで通りの方法では救えないところまで来てしまったのだと確信しました。


話し合いで一時的に彼の心を落ち着かせるのは、もうなんの意味もないのだと。
彼自身が心から、自分の行動が間違いだと認めなければ変わらないのだと。
そのための方法はひとつしかないのです。
"私が、彼から離れること"

以前にもあったのです。
自分の間違いや責任をまったく認めない彼に限界がきてしまい、私から一切の連絡手段を絶ったことが。
そうして、いよいよ「私を本当に失う」と実感した瞬間に。
ようやく彼は自分の気持ちに素直になって、間違いを受け入れることができて。
そこからしばらくの間は、本当に夢のように優しく、誠実に向き合ってくれました。

だから、今回も。
私を失いたくないと泣いていた、本物の彼を信じて。必ずすべてを反省して戻ってきてくれると信じて。
私はしばらく、彼から離れることを決意しました。

それにこの方法なら、もしもう二度と彼が戻ってこなくても、傷付くのは私だけですから。

彼と離れているのは、私にとって本当に辛いし、これで良かったのかまだ悩むけど。
そもそも私が病気にならなければ、変わらずに彼を支えていられたのだから、これは私の責任でもあります。

だから、私は彼を信じて離れ。
彼のために、離れている間に自分の病気を治そうと誓います。

その闘病記録として、そして会えないうちの彼への想いを書き記す場として、このブログを始めました。
私ひとりでは限界がありますので、ぜひご助言をいただけたらと思っています。
よろしくお願いします。



長々とお付き合いいただきありがとうございました。
それでは。