Habana(ハバナ)の夜
夜の旧市街に出掛けて行くと、ここも客で満員だった。
そこは「Bodeguita del Medio」だ。
落書は世界中の人が来ている“証”の店。
あのホテルでのショーの客と同様で、ペルー、ボリビア、アルゼンチンの人々、子供連れの家族だった。
両親の前でリズムを取る可愛い子に、思わずレンズが向いてしまった。
Bodeguita del Medio(ボデギータ・デル・メディオ)店内で、リズムをとる女の子
ホテルで飲んで、この店の売りNo.1“モヒート”(昔、ヘミングウェイが愛飲していた)ですっかり小生もくるくる回り始めた!
夜も更けるのも忘れて、南米の客にまじって楽しんだ。
Bodeguita del Medio(ボデギータ・デル・メディオ)での生演奏
まだまだ日本客は私達2人だけだった。
ハバナ(Habana)の夜は終り。
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※A4判変型 カラー版(写真解説付/英文併記) 180ページ
銀座のアルフレッド
アルフレッドが亡くなり、キューバを思い出すことがつらい。
これから出版した「聖地 キューバの記憶」を販売してゆかねばならず、しかしアルフレッドやその家族(本誌P28、P56)を消してしまうことも出来ない、苦しいときを過ごすこと、更にこれからキューバを訪ねても私を知っている人が誰もいないことの淋しさを考えざるをえない。
滅入ってしまっている。
こんなに早くアルフレッドがこの世からいなくなるなんて…忘れ去ることはできない。
そうだ、アルフレッドはキューバから外地に出たことがないはずだ!
東京-銀座につれ出そう!!
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さよなら アルフレッド
先頃、キューバの親友Alfredoの長男からメールが届いた。
アルフレッドは、ハバナの名門 ホテルナシオナルのタクシー運転手兼ガイドで、がっしりとした身体と大きな手は力強さにあふれ、しかも物静かで温和な人柄、控えめで決して自分を真っ先に前面に出すような男ではなかった。かれこれ12年、キューバを訪問する度に必ず顔を合わせていた。
今年6月下旬にも、彼はいつものようにやさしい笑顔で迎えてくれた。先頃出版した私の写真集「聖地キューバの記憶」にも家族で登場してくれたので、本を進呈するため他の小さな日本の土産とともに携えて行った。アルフレッドは、写真集を幾度もページをめくり直し、自身や家族の写真に見入っていた。私は彼との旧交と再会の嬉しさのあまり彼の手を握ったが、その時ふと、以前とは異なりどことなく力の弱さを感じた。
長男Michelからのメールは、アルフレッドが癌を患い闘病の末9月12日に亡くなったとの知らせだった。私は、送られてきた青いシャツと青いベレー帽を身に着けたアルフレッドの写真とその訃報にくぎ付けとなった。今思い返せば、最後に会った時握手に力強さが感じられなかったのは、闘病の最中だったのだ。そのとき私は病のことなど想像だにせず、アルフレッドとの再会の喜びに浸っていたが、今となっては気が付かずにいたことを深く反省している。
写真のアルフレッドは、どこか淋しげな表情をしている。私はただ写真に向かい手を合わせるのみで、これまでの長きにわたる友情と交流を思うと、本当に心が痛む。
ご冥福を祈ります。
(本誌参照 P28、P56)
「聖地 キューバの記憶」出版記念 後日談
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