コンタクトレンズの正しい使い方

コンタクトレンズの正しい使い方

近視が進んだら、どうなるか?失明するのではないのか?という疑問を持ったことがある。
何気なく使っているコンタクトレンズは、正しく使えているのか?
みなさんはどうですか?

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近視が進んだら?
 近視が進んだら、どうなるか?失明するのではないのか?という疑問を持ったことがある。視力検査をして段々と自分の視力が悪くなるくなる度に、である。「このまま視力が落ちてしまったらどうなるのかな、失明でもするのでは…」と考えたことがある。しかし実際に視力が落ちてきても今のところ失明していないし、大丈夫みたいである。
 そもそも失明とはどういうことか、目が見えなくなるのはどういうことか、調べてみた。
“見る”とは、“光を感じること”であり“失明”は“光を感じることができなくなる”ことである。近視になる状態とは“目の前にある風景の情報”が光によって目の中に映像として伝わっているのだが、その映像が網膜に無い状態である。ぼやけているが光は感じている。その情報である映像を何らかの方法で網膜上に移動できれば、きれいな映像として感じることが出来る。“映像と網膜のずれを少なくする”ことを矯正するという。その矯正治具がコンタクトレンズやメガネである。コンタクトやメガネをつけて矯正できれば、近視がどれくらい進行しても失明することはない。しかし、近視が進行するということは“目の奥行きが伸びる”ことであるから、網膜が引き伸ばされて薄くなってくる。網膜が薄くなってくることで様々な障害が出てくる可能性があり、その障害がもとで矯正しても“視力のでない目”なることはなってもおかしくはない。
近視が“失明”になる要因の一つであると考えられている。が日本人の失明の上位は、糖尿病網膜症、緑内障、加齢黄班変性などであり、近視とは全く関係がない。

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安いコンタクトは質が悪いか否か?
 一枚3000円のコンタクトレンズと一枚5000円のコンタクトレンズはどちらが目に良いだろうか?例を挙げると、同じ種類のジュースがある。250mlのジュースと350mlジュースが同じ値段で売られていることがある。一本分の量からいえば当然350mlのジュースが多い。しかし、350mlのジュースの方が質の悪い材料を使っているであろうか。量が違うのに価格が同じという訳は別のところにある。消費者の立場からいえば同じ値段なら量の多い方を選ぶ。つまり350mlの方がたくさん売れる訳である。なかには、多いと余るから250mlを買う人もいるかもしれない。売れる商品の方が大量に生産することが出来るから、一本当たりのコストが下がる。だから同じ価格設定ができる訳で、“決して質の悪い材料を使っているわけではない”と言うことが分かるであろう。
 コンタクトレンズは医療器具なので、“安いから目に良くないのではないかと思う”消費者心理につけこんだり、ブランドイメージを大事にしたりする、メーカーが、わざと値段を高く設定しているかもしれない。(単なる想像であるが)しかし、医師の話によると大事なことは“値段よりも自分が何を一番に考えるかであって、自分で選んで、使ってみて相性が良いレンズとつき合っていくことが重要ではないだろうか。高いから目に良い、安いから悪いというのではなく、自分にいちばんあうレンズを使って欲しいということである。
ソフトレンズの消毒
 ソフトのつけおきタイプに使われている過酸化水素は、“酸素系漂白剤”だ。これはカラーレンズには使えない。色落ちしてしまうからだ。これは、カラーレンズが色落ちしやすい染色がされていることになる。
 微生物に対してはその細胞壁を破壊することが出来る。そのままでは目に対して毒性が強いので液体を中和(phを中性にする)という作業が必要になる。過酸化水素の化学記号はH2O2で中和した後はH2O(水)になる。消毒の効果がなくなり防腐剤もない。だから毎日の消毒と中和をする方が良い。
 こすり洗いタイプには過酸化水素よりも殺菌力の弱い消毒成分と防腐剤が配合されている。防腐剤が入っていると微生物の繁殖を抑えてくれるから、レンズケースを開けなければ1ヶ月くらいはレンズ未使用でも“問題なし“とされている。こすり洗いの消毒成分は”塩酸ポリヘキサニド、ポリクォッドがある。そしてシリコンレンズとの相性もある。あるコンタクトの権威である医師が、シリコンレンズと消毒液の相性を調べた結果によると、過酸化水素は全く問題ないが、こするタイプでは“オプティ・フリープラス”と“エピカゴールド”がどのレンズとも相性が良い。それら以外はあまり組み合わせが良くないようだ。どういった相性かというと、消毒成分がレンズに残り毎日蓄積されると、消毒成分の濃度が高くなり、目に傷をつける可能性があるのだが、相性がよいという場合、レンズに消毒成分が残りにくく、相性が良くないという場合、消毒成分が残りやすいという意味である。
 過酸化水素が残りにくいのは、中和作業をするからである。シリコンには過酸化水素のつけおきタイプ、またはこするタイプなら“オプティ・フリープラス”または“エピカゴールド”を選んでおけば良い。なお、“オプティ・フリー“と”オプティ―・フリープラス“は別の商品なので気をつけよう!
コンタクトレンズを正しく使う
 コンタクトレンズの出始めの頃はハードレンズと(酸素を通さない性質を持つ酸素不透過性レンズ)とソフトレンズの2種類しかなく、最近は酸素を通すハードレンズと(酸素透過性レンズ)をはじめ、使い捨てをするディスポーサブルコンタクトレンズ(ソフトレンズの一種)など、いろいろなタイプのレンズが登場しコンタクトを使用する人が増えてきた。しかしその一方で目の病気にかかる人も増えてきた。病気のなかで最も多いのがアレルギー性結膜炎(アレルギー反応により結膜に炎症が発生する病気)でなかには、失明を招くおそれのある角膜の潰瘍がある人もいた。また、目の障害が発生した原因はレンズを装着したまま就寝した。(長時間の使用)レンズの洗浄が不十分であった。レンズの汚れやキズ変形したレンズを装着していた。そして、定期的な検査を受けなかった。などである。つまり、コンタクトレンズそのものに問題があるわけではなく、取扱いに問題があったため目に障害が発生したみたいである。
 コンタクトレンズの使用による目の障害や病気を防ぐには、眼科で検査を受けて医師の処方せんに基づいたレンズを装着するのはもちろん、装着時間や消毒、洗浄などの手入れをきちんと行い定期的に検査を受けること、などを心がけることである。
 これだけは守りたいコンタクトレンズ使用6ケ条
眼科医が処方したレンズを使用(量販店やネット通販など、売りっぱなしの店では買わない)
指定された装着時間・メンテナンス方法を守る
コンタクトレンズを装着する時は清潔な手で
定期的に眼科で検査を受ける(ハードレンズは年1回、ソフトレンズは3カ月ごとに)
毎朝、鏡で目を見て充血や分泌物などの異常がないかチェックする
目に少しでも異常を感じたら、すぐにレンズを外し眼科で診察を受ける
しかし、私の経験上、言わしてもらうならこの中で守っているのは手を清潔にしてレンズを装着したり、外しているだけで後は守ったことがないのである。特に定期検査などはここ数年したことがない。メンテナンスもあまりしない。コンタクトを外したら水ですすいでホルダーにしまう。レンズが白濁したりしたら、つけおきの洗浄液で一晩(本当は30分くらいでよい)つけおきするくらいである。(ハードレンズを使用しているかもしれないが)あと気をつけているのは、いくら酔っていてもレンズを装着したまま寝ないことを心がけている。(昔は、寝たこともある)この2つを守っているくらいであとはあまり気にせずである。